2006年12月20日水曜日

SFCでお話してきました

18日の夕方にSFCでお話をする機会がありました。

ソーシャルベンチャーインターンシップフォーラムというタイトルのイベントで、SFCのソーシャルベンチャー系の授業を受講している主に3つのゼミの生徒に対して、インターンの紹介のためのイベントです。

そこに実際に起業した社会起業家というふれこみでパネリストに呼ばれてお話しして参りました。(正直社会起業家と呼ばれるほどまだ事業を作れていないですが。。。)

当日は井上さんの衝撃的なワークショップから始まりました。簡単に言うと下記のようなもの

あなたは

  • A:「経済的な基盤を築いてから余った力で夢を追いたいですか?」
  • B:「夢を全力で追って、お金は後からでもいいと考えていますか?」
という選択肢があればどちらを選びますか?

同じ質問をしたところハーバードビジネススクール@1960年では実に1500人の生徒のうち、1250人がAを選んだそうです。

そして20年後、1500人の生徒から101人のミリオネアが出たのですが、なんと驚くべきことに、そのうち100人が20年前にBを選択した人でした。

この結果がBを選べということを意味しているとはいいません。 ただ、マザーテレサのこの言葉は覚えていてください。
「愛情を持たないで仕事をすることは、奴隷と同じです」(ちょっと僕が曖昧に覚えてるのですが)

これで結構SFCの学生はヒートアップしてました。さすがソーシャルイノベータークラス。結構な割合でBだった気がします。

さて、その後ETIC.の山内さんからインターンするということに関しての講演が1時間ほどありました。それもすっごくおもしろい内容でした。ソーシャルベンチャー系の関わりしかなかったので山内さんのお話ってほんとに聞いたことがなかったんですよね。ただ、事業面でもインターンシップの意義という話でも非常におもしろく聞くことができました。北極星、メンター、、、、心に残る講演でした。

その後、僕も参加するパネルディスカッションとなりました。参加者は宮治豚の宮治さんフローレンスのインターンの越君と僕で、コーディネーターは山内さんでした。

自己紹介タイムがあり、10分いただいたのですが、学生の手前自分の学生時代の話をしたかったのですが、事業の説明で10分使い切ってしまうという失態。パネルディスカッションの最初でわざわざ学生時代の話を振っていただきました。(恥

ちなみに、よく「なんで中退したんですか?迷ったあなたを決断させたものは何ですか?」と聞かれるのですが、(いろいろな人に迷惑をかけましたが)単に両立できなかったから学校をやめさせられただけであって、決断した訳じゃないんですよね。自分の中で事業以外のことをやるのに興味を持てなかったのもありますが。

いくつか質問のやりとりもあっていろいろとお話しできたので印象に残っていることをいくつか。

  • 宮治君がホームということもあって(SFC出身なので)ものすごいノリノリで話していてすんごいおもしろかった。
  • 久しぶりに金子郁容先生にお会いしてお話しできた(実はactという学生団体をやっていたときに講演会にお呼びしています)
  • 越君が非常に堂々とフローレンスの魅力や自分のことを語っており成長してるなぁと実感
なんにせよ参加された人が今後は事業家としてあえることを楽しみになるような、そんないいイベントでした。



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