2013年11月19日火曜日

「姿を大切にする」

先日、日本に少しだけ帰国していたときに参加した保育園の面談で、素敵な言葉にいくつも出会った。

どのように子どもを育てるか、叱るかという文脈で、保育士の方がおっしゃってくれたのが

  • 「姿を大切にする」
  • 「気持ちを受け止める」

ということ。

「姿を大切にする」

うちの娘の次の課題は「脱いだ物をたたむ」ことだそうだ。その時に、保育園と家庭で連携してチャレンジしましょうね、と提案されたのが「脱いだ物をたたむ、洗濯物をたたんだときの姿を大切にする」ということ。単純に言えば、「しっかりと観察して、それが出来たら誉めてあげる」ということなんだろうが、そもそもの哲学が伝わってくる良い言葉である。

「気持ちを受け止める」

そして、「嫌々」が増えていろんな事がスムーズに進まなくなってきた娘をどのタイミングで叱るか、どう叱るかを悩むという文脈で提案されたのが「まずその『したくない』『別の遊びを続けたい』という気持ちを受け止めてあげること」であった。例えば「そうだね。はーちゃんは、まだおままごとしたかったんだよねぇ。でも今はお風呂に入る時間だから、お風呂に入らないとね。」のように一言挟むだけでも娘の気持ちの行き場が産まれるということであった。

テクニックだけでなく普遍的な哲学として

これを単なる言葉や躾のテクニックとしてではなく、気持ちや哲学の表出としての表現であるという事が十分に伝わってくる充実した個人面談だった。保育参加したときも強く思ったが、素晴らしい保育士の方々に囲まれてうちの娘や家族は幸せである。

もちろんこれはそのまま企業での人材育成にも通じる事であろう。哲学的なレベルでも、テクニカルなレベルでも。

と思うと、全然出来ていない自分が恥ずかしい。娘に負けないように僕自身も成長したい。

2013年9月30日月曜日

完璧なビデオゲーム

完璧なビデオゲームがあったとして、貧富の差は固定されるのか。

エンターテイメントの破壊力はすさまじく、テレビ・ビデオ・スマートフォンなどとのつきあい方こそ、これからの世界や特に途上国で人々が身につけるべきリテラシーの一つだろう。

貧富の格差が酷くなっても、不満をある程度解消できる手段が非常に安価で手に入れるようになったら、人々は火炎瓶ではなくコントローラーを手にするだろう。

パチンコやお酒はまだそれなりにお金がかかるので、歯止めがきくことがあるように思うが、電気代だけで続けられるビデオゲームに至っては。。

これを逆手にとって、ビデオゲームをやるだけで知識が身についたり、地域のコミュニティの力が強まったり、社会問題が解決できるような、そんなビデオゲームを開発できたら面白いな。

※それこそが本当のソーシャルゲームだと思うけども

2013年9月22日日曜日

カンボジア人と働いて気づいた本当に大切な3つのこと

「こんなことを言ったら、あなたに殺されちゃうかもしれないけど、私、転職が決まりました」

あるミーティングでの営業マネジャーの突然の告白に僕は頭が真っ白になった。一瞬ののち、平静を装いながら、彼女の話を聞いた。彼女は何度も「この組織が好き」「何の不満もない」と繰り返しながらも、新しく仕事が決まった世界有数のNGOへ挑戦するということを強い決意をもって話してくれた。3年間ずっと一緒に格闘しながら営業を伸ばし、組織にいつも笑顔をもたらしてくれていた女性からの告白だった。

「本当にあと3年以上はかものはしで働くつもりだった」

「でもまさか叶うと思っていなかった、クリスチャンとして働けるNGOへの就職という夢がそこにある」

「また新たなチャレンジ、新たな経験をしたい」

それを聞きながら、僕は率直に言って「裏切られた」とか、「この人だけは絶対にすぐに辞めないと思っていたのに」という自分勝手な気持ちを抑えるのに必死だった。

「なぜこんな急な辞め方をするんだろう」という怒りとか「どうせ辞めるなら、今まで本当に二人で時間を尽くして議論したりトレーニングしたのってなんだったんだろう」という悲しみに支配されそうになった。

しかし、同時に「あ、これはもう引き留めてもムダだな」とも思ったのだった。

やはり平静を装いながら「ショックだけど、君が新しいチャレンジを応援する」と何とか伝え、逃げるようにしてミーティングルームを後にした。

カンボジア人が職場に求めるもの

今回の辞職について、まさに寝耳に水といったかたちで仰天してしまった。しかしよくよく考えてみると、僕自身カンボジアで働き始めて5年目になっており、その間も本当に多くのカンボジア人スタッフとの出会いや別れがあった。

短ければ数ヶ月、長くても2,3年でスタッフが辞めることは別に珍しいことではない。もちろん5年以上働いているスタッフもいるが、多くのカンボジア人は「給与」「新しい経験」「トレーニング」などと様々な理由をあげ転職していった。

特にカンボジアにきて最初驚いたのが、

「3年以上も同じ職場の同じ肩書きにいては、良い経験が出来ない。それ以上は続けるべきではない」

と考えているカンボジア人が多かったことである。実際の仕事の中身・仕事環境の変化というよりも、肩書きやスキル名を気にするというのも最初は新鮮な驚きだった。さすがに1年以内で良く辞めているようなCVではカンボジア人にも好かれないが、「経験」という言葉で軽々と組織を飛び越えていくカンボジア人達を最初は理解出来なかった気がする。

この2年ほど、退職者が少なかったのですっかり忘れていたこの苦々しい感覚。正直油断していたというところだろうか。

しかし、1日たってあらためて考えてみたときに、自分の心にわき上がってきたのは

  • 彼女が夢をつかんだというのは本当に喜ばしいこと
  • 彼女が成長し、またカンボジアの人のためにその力を発揮しようとしている。その成長に関われたのは、かものはしが、そして僕自身がカンボジアのために貢献できたということでもある

という思いだった。こう書くとええかっこしいな感じだが、そう思うことで自分の気持ちに整理を付けたかった面もあったのかもしれない。

「あなたは本当に良いマネジャーだった」

じつは同時期に辞める財務担当のスタッフがいたのと、着任するインターン生がいたため、急遽その週にバーベキューを開くこととなった。そして、そのバーベキューは僕にとって一生忘れられないものになったのだった。

営業マネジャーの女性が、号泣してしまったこと、ずっと一緒に仕事をしていたインターン生も同じく号泣していたこと、それもある。

しかし、どうしても忘れがたいのは、辞職するスタッフに入り口に呼び出されて言われた次の言葉だった。

「私はこれまで3つのNGOや企業を経験してきたが、Kentaはその中でも本当に良いマネジャーだった。かものはしはいつもプロフェッショナルで、明るくて、前向きで良い職場だった。またいつかかものはしで働きたいと思っている。僕は事情があってやめるけど、これは本当の気持ちだ。」

という言葉だった。

どれくらい本当だったかはわからない。でも、どうしてもスタッフが辞めるということで自分の責任や限界を感じて自分を責めていた僕は、その言葉に色々なものを抑えることが出来なくなってしまった。

その後会場を後にした僕は、一人でバイクに乗りながら、号泣してしまったのだ。

後にも先にもバイクを運転しながら嗚咽をもらして泣くことはないと思う。

自分のやってきたことが間違ってきたわけではない。前向きな気持ちを持って働いてくれていたし、他のスタッフもそう思ってくれている。もちろん自分や組織の限界があって、人が離れていくことはあっても、一つずつ改善していけば良いじゃ無いか。

カンボジア人と働く上で大切な3つのこと

9月18日、営業マネジャーだった彼女から、既存スタッフに対してのFinal Presenがあった。(ちなみにうちでは辞める人によるFinal Presentation(組織に対するRecommendation付き。そして結構耳が痛いことも言ってくれる)+退職者インタビューを実施している)

またもや号泣してあまりプレゼンが出来なかった彼女だが、彼女がスタッフを愛して、そしてスタッフが彼女を愛していたことが再確認できた本当に素敵な時間だった。

今回のこと、そしていままでのことを振り返って、最後に3つのことを今後の戒めとしてまとめておきたいと思う。

  • 一緒にいた時間で少しでもそのスタッフが成長できたのであれば、例えその人が辞めても、それはカンボジアの人のためになっているのだという信念と覚悟を持つこと。その気持ちは違う国籍の人であっても絶対に通じるということ
  • みんなが新しい環境、キャリアにチャレンジできるような、向上心や志を持てる職場を作ること。そして同時に、一人の人が辞めたからといって決して傾くことのない強い組織を作ること
  • 泣きながらバイクに乗るのは危ないので、一旦止めてから泣きましょう

みんなの新天地での活躍を心から祈っている。

2013年7月17日水曜日

嬉しい偶然とご縁

さてプノンペンへの1週間の出張を終えて帰ってきました。色々な種を蒔いたので芽が出るのを楽しみにしつつ、まずはシェムリアップとわが家の雰囲気に落ち着いております。

プノンペンではジェットコースターのように様々な方に出会い、お話をし、お酒を飲み語り合いました。なんと言っても本当に沢山の日本人が様々なチャレンジをしているのがプノンペンの魅力。行く度にプノンペンが好きになっていきます。お酒もラーメンもおいしかったし!

そんな1週間の旅で一番驚いてご縁を感じたのが、あるJICAのシニアボランティアの方との出会いでした。

その方は銀行に30年ほどお勤めになった後、ご自身でヘッジファンドの会社を立ち上げられ、その後会社を売却されたそうです。そしてエンジェルのようなことをやられながら、2000年に入ってから新たなライフワークとして選ばれたのがJICAのお仕事ということで、中央アジアを初めとして様々な国でJICAの専門家やシニアボランティアとしてご活躍なさっていらったそうです。今回はご縁があって雇用に関する問題を解決するためにカンボジアに短期間でいらっしゃいました。

打ち合わせにあたって、私たちにもカンボジアの雇用ということに大きな問題意識と興味があるため、どんな話が聞けるのかと大変ワクワクしていました。そして、お話自体もその期待を超える実務的にも哲学的にも様々な気づきと刺激を頂けるものでした。

ただ一番びっくりしたのが、下記のやりとり。

シニアボランティアの方「私はXXX銀行に30年ほどいたんですよ」

青木「そうなんですね!私の祖父もXXX銀行でした。村井七郎というのですが。」

シニアボランティアの方「! その方は私の仲人、、いや、結婚式の主賓でしたよ」

ということで、なんと私の祖父(故人)が主賓としてお招き頂いたご縁があったみたいです。同席されたJICAの方も

「結婚式でご縁があった方と、そのお孫さんがこうやってカンボジアでまた出会うというのも面白いご縁ですね〜」

とおっしゃっていらっしゃいました。まさにその通りで、本当にご縁を感じるひとときでした。

 

改めて、「私が祖父や家族が紡いできた歴史の上に立たせてもらっているという事実」「数十年の時を超えて(40年くらい?)おなじカンボジアという国のためにどうにか貢献したいという思いでつながっているという事実」をかみしめる、そんなプノンペン滞在となりました。

今後ともよろしくお願いします!

2013年7月2日火曜日

多様性への感謝

同じモチベーションの人とだけ働くのは比較的簡単だ。まわりのことを気にせず、自分にとって居心地が良い場所をを作れば良い。

ビジョナリーな組織を作るなら、まずバスに乗る人を選べと言う。カルト的なカルチャーで人を選別するべきだと言う。そうすれば自然と同じ価値観の人が集まってくる、それが強さなんだと。

違うモチベーションの人と働くのは大変だ。初めてその人と向き合って、理解する、いや、理解出来ないことを知る必要がある。

でも変化への対応、そしてイノベーションは多様性から来る。僕にはその考え方、その人がおってきた歴史、その人の状態をマネすることは出来ない。時に理解することも難しい(笑

ま、そんなチョイスをするまでもなく、人と人は違うことに気づいたというのがこの10年間で最も大きな師匠からの学びでした。例えば、

将来のことに夢や不安を覚えて頑張る人もいる。

今が楽しいから頑張る人もいる。

過去のことにすがったり、くよくよする人もいる。

その違いを無視して「夢を持つべき」「夢なんか無くても良いんだ」とか議論するのは不毛だな、とも思うが、それはまた別の話。

色々な違う価値観と本気でぶつかりながら働いている今の経験は、仕事以上に自分の人生そのものを豊かにしてくれるな、と実感。 ありがたい。

2013年6月4日火曜日

朝メール夜メールの書き方:予定のところ

最近考え方の変化が有りました。それはどんな人でもきちんと一日の予定と振り返りに時間を使うべきということ。例え、最初はそれに1時間かかったとしても。

僕の場合はTreeをつかってタスクを書き出していることと、あとでDayoneで日記を書いてる感じなのであまり参考にならないのですが、それを推し進めると朝メール夜メールという職場のルールになります。

かものはしでは公式に導入していませんが、考え方・やり方は大変参考になるかな、と思っています。詳しくは

あたりを参照の事。(書籍を読むのが良いと思いますが)

で、15分ごとに予定を書き出すというのが手間なので、一つのやり方として下記を。

準備

  • まずGoogle Calendarで予定を管理していることが前提。
  • そこに予定用のカレンダーと、実績用のカレンダーを二つ作る。
  • gtimereport  (http://www.gtimereport.com/)というサービスでGoogle CalendarをExcelに落とせるようにしておく

朝メールの書き方

  1. Googleカレンダーに今日の予定を入れる(15分単位)
  2. gtimereportでExcelに落とす
    1. 日付を本日〜本日にしておけば良い
    2. もしかしたらここでExcelから報告用のフォーマットに変換するシートがあってもよい
  3. それをSkypeとかメールにコピペ して共有

夜メールの書き方

  1. 仕事をしながら実績用カレンダーに実績をいれていく
  2. 後は朝メールと一緒!

 

ということでどうだろう。

僕は最初に断ったように実際にはやっていないので良い方法かわからないのですが。。

事業をまかせ、まかされるときに気をつけたいこと

かものはしは中間支援団体として他の団体を支援することもするし、助成金などで中間支援団体からお金をいただき事業を実行することもあるどちらの立場でもある。そのため、何をコミットしてお金を出すか・出してもらうかということにはどちらの立場からも気をつける必要がある。

問題意識

中間支援としてプロジェクトを現場のNGOに委託するときにありがちなのは

  1. 「妥当性」や「社会へのネガティブインパクトが無いこと」にこだわりすぎて効果、効率性を軽視していないかどうか(特に税金の場合)
  2. 3年〜5年という長期の計画をコミットさせるため、実施団体が柔軟な意思決定が出来にくい
  3. 透明性の確保のために報告コストが高くなっている

というあたり。 1000万あるとして、純粋に受益者のために使える費用っていくらですか、という。

例えばLINEなどは3ヶ月以上先は経営計画をきっちり決めすぎないようにしているという。
(参考: http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130529/248819/?P=4) 

もちろんそれぞれの条件に背景があるのもわかる。ただ、

  • 環境変化のスピードが速くなっている (多分)
  • 意思決定の費用対効果が上がっている
    • 経営情報がとりやすく、意思決定のコストが下がっている。
    • もしくは良い意思決定を出来る経営人材がNGO運営・ボードに関わるようになってきている
  • 団体のこれまでの運営が透明性、意思決定の質を担保できる物である
    • 監査とか財務・経理ポリシーとかがあって守られてるかどうかを、全部の帳票を日本語で提出することより重視
    • 格付け的なものとか
場合、多分旧来の委託事業としての在り方は硬直的だな、と。
 
さんざん議論されていることだろうが、今後のありかたとしては
  • 成果だけコミットさせてプロセスは自由にさせる
  • 中間支援→現場に対して、出資や融資のような形、もしくはボードに人を出すなどでプロセスを強化するが、計画は柔軟にとらえる
  • KPIや予算のタームを3ヶ月〜半年くらいにする。 たてやすく振り返りやすいツールを誰かが提供する(大切)
という感じでスピードを速めていくべきのが良いのではないか。
 
だって考えながら走らなきゃいけないのに、3年間あまり考えなかったら致命的だとおもう。
 

委託される方としての当面の落としどころ

が、現状あるものは利用したいので、

  • 3年分の計画をきちんと書きながら、柔軟に状況に合わせて計画変更を出来る余地を埋め込んでおく
  • やわらかい部分については自主財源、自主事業として切り分ける。
  • 委託側とのコミュニケーションをしっかりとる

というあたりを気をつけたい

委託する側として気をつけるところ

  • レポーティングコストについては真剣に検討してできる限り削減する
  • 現状のプロジェクトの妥当性より、問題構造の把握の妥当性と、組織・経営者のキャパを重視する
  • よくコミュニケーションをとって、当初計画と現在の問題の構造・認識があわなくなってきたところを先に見つける

というあたりを気をつけたい。

2013年5月16日木曜日

挑戦しないリスク あるいはプライドを絞るということ

「挑戦することに不安は無かったんですか?」

とか聞かれることがたまにあります。起業の話や大学を中退した話をすると特に。

そんなとき「挑戦しないリスク」という話をよくします。たとえば

「自分にとっての失敗を明確にすることが大切なのではないでしょうか?

僕の場合は挑戦しないことの方に不安がありました。例えば3年後に自分を振り返って『あぁ、この三年間は本気じゃなかった。もっと出来たな。自分はダメだなぁ。』という思いを持ってしまう方が恐かった。

失敗を明確にするとは、成功の基準を明確にすることでもあります。そのとき、大切なのはプライドを絞ること、世の中で言われている幸せの『必要条件』から自分にとって本当に必要なものを選んでいく姿勢です。

大きな家に住んで高級な車に乗らなければ自分らしくないのか?と問うこと。

自分は何によって覚えられたいか、後世に遺したいものはなんなのか、自分はじぶんであったか、といった問いともいえます。」

※師匠3人くらいと色々な書籍を織り交ぜてあたかも自分の話として語るわけですね。

もちろんその結果、経済的な安定や成功を目標にする人もかなりいるわけで、いわゆる起業のようなことを選ぶ必要はないですよね。

自分らしい(authentic)リーダーシップという言葉が、うちの団体の中でもキーワードになっています。

まぁあと悩ましいのは

  • 自分のことは色々とやってみるまで良くわからないことが多いのでは?特に学生時代までの経験で自分をジャッジするのは難しい
  • 「自分」は変わる、成長する。だから自分らしいリーダーシップもその時に合わせて変わる
  • 自分で発見した自分らしさを妥協を少なく実現するためにはそれなりの実力も付けていかなくてはいけない

というあたりでしょうか。

人に言うほどに、自分が出来てないわけで、精進したいですね。

2013年5月8日水曜日

圧倒的な経験値の差

最近とみに経験値の差を感じることがあった。

もちろん仕事でもちょくちょくあるが、むしろ家事である。特に洗濯と料理。

洗濯に関しては僕はほぼ担当出来ておらず妻にやってもらっている。一部手伝うことはたまーにあって、干すという作業。

で、正直言って、干すという作業を舐めていたのだ。僕と妻の差には、いかんともしがたい圧倒的な経験値の差があった。

結局のところ、僕の経験は、26で同棲を始めてからの1年間と、1年で1ヶ月くらい日本の家にかえってたまーに手伝うときの経験しか無い。それにくらべ妻は、割と小さい頃から家事を手伝い、なんどもなんどもなんどもなんども洗濯物を干してきたのである。

その中で下記のような作業を、既に息を吸うように自然に出来ているのである。(本人も気づいていないくらいに!)

  • きちんとシワを伸ばしてから干すこと
  • 限られたハンガーや洗濯ばさみを最大限活用すること
  • 洗濯ばさみのあとが外から見えるところに残らないように気を遣うこと
  • 限られた洗濯スペースにかさならないように効率的に配置すること
  • スピード
そんなことを全くわかっていない、あるいは頭でしか何となく理解していない僕がたまに手伝うと、一挙手一投足が妻をイライラさせることとなる。
 
しかし、声を大にして言いたい。
「長い目で見てくれ!こんなに簡単な事がなんで出来ないの、と思わないでくれ」
と。
 
料理に至っては上の箇条書きが100個くらいになるんだろうから、もはや挑戦することすら、、、である。
 
いかんともしがたい圧倒的な経験値の差を、お互いに認めることが大切です。 そこから一歩ずつ褒めて伸ばす教育が大切! ということでぐっと我慢してそれを実践してもらっている妻に感謝。
 
単に僕がうっかりしているということ以上の問題を感じたのでメモ。

※さらに http://anond.hatelabo.jp/20130507101019 なんかを読んでいても感じたのでメモ

2013年4月7日日曜日

為替損

大変です。為替で大損をしそうになりました。
政権が変わって、まさかここまで変わると思ってなかった。。

1万円以上も損をしそうになりました。

皆さんも為替にはお気を付けください。
↓の画像に儲かるコツが乗っています!
空白ページ 3
500ポンドの飛行機代をずっと二人で500ユーロだと思って経費精算してたら怒られたの巻

単位には気をつけましょう〜

正解の選択肢をとることより、選択する心構えの方が大切

友人達と色々話していて、「どう思う?」って聞かれたときにかける言葉。

それは「その選択をした自分を誇れるかどうか」を自分にゆっくり問いかけて欲しいということ。

 

確かに選択によって人生は作られていくけれど、選択の先にあるものをみんな見越して選択することはできない。

そんなコントロールできないことよりも、つまり選択肢そのものより、その後自分が頑張れるか、自分に自信を持てるか、自分を愛せるかっていうことが大切。

「こんな駄目な選択をしてしまう自分」って思ったら、それはどんどん自分の心をむしばんでいく。いつでもどこでもちょっとずつ頑張れない自分になっていく。

自分を見捨てるのはいつだって自分。

 

自分が自分の駄目なところも含めて自分のことを受け止めてあげられるかどうか。

それが自分が一番向き合うべき事なんじゃ無いかって思っているのです。

 

春は出会いと別れの季節ですが、めげずに頑張りましょう〜

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この子にはどんな選択が待ち受けているのだろうか

2013年4月6日土曜日

Webを育てるという仕事

色々と新規事業を考えているか関係で、シェムリアップでの痛烈なIT人材不足に悩む。

いくつか事業のアイディアと受け皿、既存事業の強化ということできちんとITが出来る人材がいてくれたらなぁ。

イメージしているITの仕事は下記のような事。

  • Webを管理して物を売っていく力
  • 簡単なデータベースのセットアップとそれを活用していく力

ECサイトや、ツアー販売のサイト、人材管理のDBなどを作っていきたい。3社くらいで一気に働いてくれればちゃんと人件費も出せると思うんだけど。(しょぼくて申し訳ないんだけど)

今日ちょうどIT系で食べていくにはどう実力を付けていくかっていう話を人としていたのでメモ。

  • 仕事上必要なKPIをきちんと定義する力
  • Webを構築する力(もちろん外注使って良いんだけど)
  • Webマーケティング系の基礎知識。特に広告周り、解析周り
  • A/Bテストを定期的に実装していく
  • その上できちんと企画・実行・解析・反省をしていく力

というのが必要かなぁ。

もちろん基礎としての

  • 決まった時間に出社して
  • 1日にやることをきちんと定義してやりきり
  • 上司に報告、相談をする

力は言わずもがなです。

で、スキルなんて分解していけばいくらでも細かくかけて、書き終わった頃には陳腐化するので↑のことはあまり意味ないですね。むしろWebってそこにあることは始まりでしか無くて、仕事の成果(コンバージョンだったり)を定義してそれに本気で取り組むっていうことですよね。

目標をきちんと考えて、毎月入力して なぜ達成できないのかを分析して、 達成できなかったら本気で悔しがって、っていう中で↑みたいな必要なスキルは絶対身につけたくなるはずで。

目線を高く、情熱を持てるかどうか、そういう仕事が出来る人を募集しています。

2013年1月26日土曜日

瓜生原琢実という男

瓜生原琢実という男がいた。 

まず気になるのは名字だ。うりゅうはら、と読むらしい。なんと日本に20人ほどしかいない貴重な名字だそうだ。ありきたりな名字の僕からすると、うらやましい限りだ。自己紹介で会話が弾む。
 
その男は大学院の入学と同時に休学届を出し、世界一周の旅に出た。
 
そして、バンコクで睡眠薬強盗に出会ったのち、かものはしプロジェクトのカンボジアオフィスに6ヶ月ほどインターン生として働いたのであった。睡眠薬強盗については彼のブログ(ウリリン滞在記)に詳しい。
 
さて、彼が担当となった営業部門では、多くの売上がカンボジア国内での直営店からうまれていた。
いくら彼が日本から来た優秀な大学院生といっても、小売の仕事をしたことがあるわけではない。特に英語で仕事をするという環境で、最初はミーティング一つとっても苦労しているようだった。そしてなにより、カンボジアオフィスにとっても本格的に長期で学生のインターン生を受け入れるのはこれが初めてであったのだ。
 
そんな訳で、果たしてどのくらい彼が貢献できるのか、はたまた何も出来ないのか、全く見当がつかなかった。
 
しかし、その彼が6ヶ月間で営業部門を大きく成長させた。そして、彼自身も色々なことに悩みながら、大きく成長しているように僕には見えた。それは、僕にとっても今後も積極的に学生のインターン生を受け入れて行こうと確信するに十分なものだった。ある意味、他の学生にとってはレベルの高すぎる前例だったのかもしれない、とすら思う。
 
 
彼との出会いは、かなり前にさかのぼる。世界一周に出る前に、ETIC.の紹介を受けて面接することになった。
今でもはっきり覚えている。僕にとってはかなり衝撃的で、悔いの残る出会いだったからだ。
 
なんといっても、彼は面接の後、インターンとしてかものはしで働くことを辞退したのだ。
「一緒に働く仲間として本気であるように見えない」
というのがその理由だった。
 
これはガツンと来た。僕の面接のときの態度、姿勢に強烈にダメ出しをされたからだ。 
 
少し言い訳をさせて貰えれば、僕は育児休暇で家に戻ってたこともあり、一部子どもの世話をしながらSkypeをしてしまったこと、そして話してすぐ「この子は合格だな」と思ってあまり突っ込んだ質問をしなかったことがあった。せっかく書いてきてもらった課題もさらっと済ませてしまったのは、申し訳なかったなと思っている。
 
なんていうのはやっぱりただの言い訳で、自分の姿勢に大きな問題があったわけだ。このままお別れするのもあまりにもったいないと思い、こちらからお願いして再度面接をしてもらった。事務所で行った二回目の面接を経て、何とか一緒に働けることになったときは、ほっと安心したのを覚えている。
 
 
紆余曲折を経て、彼がカンボジアに赴任してきたのは2012年7月のことだった。Molykaという営業マネジャーとともに小売店舗の強化にのり出した。
本当に色んなエピソードがあった。ここに書けないような事も。
  • 販売員をやって日本人のお客さんに気に入られ、ビールをもらって帰ってきたこと
  • 得意のデザイン能力をいかして、持ち帰りにつかうビニール袋やカードなど様々なデザインを手がけたこと
  • 営業チームの成長のために、ひたすらにトレーニングや一緒に考えるということをやり続けたこと。特に丸一日かけて資料を一緒に作ったりしていたこと。
  • ショップスタッフの研修と評価のために、星取り表を開発し、定着させてくれたこと
  • 日本語ガイドのチャンレイをトレーニングし、ときに怒り、ぶつかり「たくみさん、こわいです」と言われていたこと
  • インターン同士での勉強会、振り返り会、シェムリアップでのイベントなど積極的に行っていたこと
  • 小さなプロジェクトも積極的に色々引き受けてこなしてくれたこと
  • 後続のインターンのために積極的に制度を助言したり、資料をまとめたりしてくれたこと
  • 30km離れたCFまで突然ランニングしていこうとしたこと(これは失敗したのだけど)

そのどれをとっても、成果を出すことに本当に真剣で、自分の成長に貪欲だった彼ならではだと思う。

ここであらためて、彼に伝えたいことがある。それは、何よりも感謝、そして少しばかりの助言だ。

君がこのコミュニティファクトリー事業を前に進めていくために誰よりも努力をして、歯痒い思いもしながら頑張っていたこと。人材育成のテクニックだとか、営業のロジックだとかそんなことよりも、まずその気持ちが間違いなく今の営業スタッフにも引き継がれています。目に見えて成果にこだわるようになったし、達成しなければ悔しがってしっかり振り返りを行うようになった。その分析だって、半年前に比べるとかなり良い。

なんと、先週のSales / paxは$14.4だぜ!感動的。

その君が切り開いた道が、多くの女性達を今後も雇っていくための原動力となり、多くの学生をコミュニティファクトリー事業にインターンとして受け入れる道となりました。本当にありがとう。

あえて助言をするとすれば、うーん。焦らずにじっくり物事を進めれば良いと思うよ。君が世界のエネルギー問題に一石を投じる日が来るのを確信しています。 あえて言えば、相づち力かな(笑)
例えエネルギーじゃなかったとしても 、自分の信じた道をじっくり進みなさい。

あ、うちの娘の名前の由来になった言葉を贈る。

「静かに行く者は健やかに行く。健やかに行く者は遙か遠くまで行く」

まだ世界一周中だと思うので、気をつけて学びのある旅になりますように。

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岩山を登るうりくん