2011年6月29日水曜日

志本主義 そして社会起業塾イニシアティブのお誘い

人が大きな事業を行うのは果たしてお金のためだろうか。
孫正義さんが報酬を放り出して
「情報革命」「自然エネルギー」を叫ぶのは
お金を儲けたいからなのだろうか。
(※下に孫さんに関する追記しました)

彼は「志」を本に事業を行っているだけではないのか?

自分が自然とそう思える(もしくは願える)のはきっと
周りに「志」のために起業する人たちが多いからだろう。

自分が出会った問題や夢のために、寝食を忘れて仕事をする。
それって凄い自然なことだと思う。
そしてそれを自然なことだと思える環境に感謝したい。

自分ががんばれるのは周りの起業家の人たちの頑張りが聞こえてくるから。

そういう環境を求める人、社会起業塾イニシアティブに参加してみてはどうだろうか。
今週の金曜日が締め切りだそうなので、
とりあえずエントリーの意思を示してからいろいろと考えるべし。

ということでかものはしも2003年にお世話になった
社会起業塾。どんどんと進化しより充実したプラットフォームになっているようです。

興味のある方は是非!


※さて読んで頂いた方から「事業を見ていると、孫さんが志で事業をやっているのかどうか疑わしい」というツッコミを頂いた。その件について追記。


「願える」と書いているように、正直僕には「孫さんがお題目として掲げている志にどのくらい本気なのか?」はわからない。じっくり彼の事業や言行を吟味して「志で動いている」と判断したわけではないので、ここであえて彼の名前を出したのは不適当だったのかも知れない。


ただ、自分の実感としてネットの中で「事業家は全て金儲けのために動き、きれい事を言うのは本心ではない」という世界観を持っている方が多いように見受けられたため、「そうじゃない人って普通にいますよね?」と言いたかったのだ。軽々しく人を判断したような記述をすべきでなかったと反省。



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● 企業・行政がコラボレーションする 社会起業家支援プラットフォーム
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NEC社会起業塾 / 横浜社会起業塾 / 花王社会起業塾

社会起業塾イニシアティブ2011
■□ 参 加 起 業 家 ・ 団 体 募 集 、開 始 □■
事業を加速させる戦略と計画を描き、成長基盤を確立する半年間
--------------------------------------------------------------------------------------
>>> エントリー〆切 : 2011/7/1(金)
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http://www.etic.or.jp/svip/

≫ 先輩経営者やプロフェッショナルとともに、戦略・計画を練り上げる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
マイルストーンミーティング、バーチャルボードミーティング(戦略会議)を
活用し、社会を変える戦略・計画を徹底検討。

≫ 社会の力を広く活用する ~ 企業や行政等との連携機会 ~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
オフィシャルパートナー、ETIC.のネットワークを活用、動員。
広く社会の資源を巻き込む、企業や行政とのコラボレーションの機会の獲得。

≫ 次の成長に向けて、強い経営基盤・組織基盤をつくる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
創業の経営チームをさらに強くする人材獲得、アドバイザーの巻き込みなど、
経営・組織基盤を強化する。

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│■具体的に提供される機会・サポート
└────────────────────────────────────
http://www.etic.or.jp/svip/detail.html

・同分野の先輩起業家、コンサルタント等のコーディネーション
・2ヶ月に1度の事業計画・行動計画の見直すマイルストーンミーティング
・専属コーディネーターによるネットワークの紹介
・活動資金およびPC/プロジェクタの提供
・プログラムパートナーによる経営・組織能力開発プログラム
※本年度は、株式会社電通による広報強化のためのプログラムを実施します

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│■募集概要
└────────────────────────────────────
対象となる事業
1:社会的課題の解決を目的に行われる事業
2:社会のリソースを積極的に活用し、社会インパクトを拡大していくことを
志向する事業

※ 横浜市在住、もしくは横浜地域での展開を予定している起業家の皆様には
横浜枠にて積極的に募集します。
※ 今年度は、東日本大震災の復興活動に関連した事業についても、
積極的に募集します。

対象となる起業家・団体
1:代表者をはじめ、活動の中心メンバーが35歳以下程度であること
2:量(優れたモデル性による影響の拡大など)、あるいは質的に卓越した
(政策や社会システムの変革など)社会的インパクトの創出を志向しており、
本プログラムをそのために最大限有効活用する意思があること
3:顧客に対してサービスを提供した実績があるなど、既に事業や活動を
開始していること
4:期間中に開催されるミーティング等に代表者が参加すること
5:事業報告書、最終報告書を提出すること

エントリー〆切
2011年7月1日(金)13:00
詳細: http://www.etic.or.jp/svip/recruitment.html

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│■これまでの卒業メンバー
└────────────────────────────────────
●NPO法人フローレンス 代表理事 駒崎弘樹氏(2003年度卒業生)
http://www.florence.or.jp/
医療と保育を融合した新サービスによって子育て家庭をサポートする事業

●NPO法人かものはしプロジェクト 共同代表 村田早耶香氏(2003年度卒業生)
http://www.kamonohashi-project.net/
カンボジアの児童買春問題を解決するコミュニティファクトリー事業

●NPO法人NPOカタリバ 代表理事 今村久美氏(2004年度卒業生)
http://www.katariba.net/
大学生が全国の高校のキャリア学習授業へ訪問、高校生へきっかけをつくる事業

●NPO法人NEWVERY 理事長 山本繁氏(2006年度卒業生)
http://www.newvery.jp/
ニート・ひきこもりの就業問題解決のための事業

●株式会社プラスリジョン 代表取締役 福井 佑実子氏(2007年度卒業生)
http://www.cafesante.jp/
障害を持った方の強みを活用した 食品プロデュースの事業

●ケアプロ株式会社 代表取締役 川添高志氏(2008年度卒業生)
http://carepro.co.jp/
ワンコイン血液検査を通して検診弱者の健康増進を図る事業

●ADDS 共同代表 竹内弓乃 氏(2009年度卒業生)
http://www.adds.gr.jp/
発達障害を持ったこどもたちへの専門集中療育事業

●株式会社HASUNA 代表取締役 白木夏子氏(2009年度卒業生)
http://www.hasuna.co.jp/
環境や社会を意識した素材を利用したジュエリーを制作する事業

┌────────────────────────────────────
│■応募エントリーについて
└────────────────────────────────────
応募に際しては、以下のページをお読みになり、エントリーシートを
ダウンロード、記入の上、incu@etic.or.jp までお送りください。

【 〆切: 2011年7月1日(金) 13:00 】
>> http://www.etic.or.jp/svip/recruitment.html

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■ 社会起業塾イニシアティブとは

近年の社会起業家を志す若者たちの増加、社会起業家に対する社会からの高まる
期待を受け、2002年から進めている「NEC社会起業塾」で培ったノウハウとネットワークを
横断的に展開する形で、複数の企業・行政等が参画する社会起業家支援プラットフォー
ムとして2010年よりスタートしました。

募集選考、合同研修などの共通プログラムと、オフィシャル・パートナー各社による特性や
独自のリソースを活かした支援を行い、次代を拓く社会起業家の輩出を目指します。


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社会起業塾イニシアティブ http://www.etic.or.jp/svip/
主催:NPO法人ETIC.
オフィシャルパートナー:NEC・横浜市・花王株式会社
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お問合せ:NPO法人ETIC.社会起業塾イニシアティブ事務局
- incu@etic.or.jp / 03-5784-2115(担当:土屋・石塚・佐々木)
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2011年6月27日月曜日

役割分担と絆

先日案内した26日のイベントにSkypeで出演させて頂きました。

そこでお話ししたことで一つ気になったキーワードが
「役割分担」と「絆」。

たまたま被害が少なかった東京の人や関西の人が、東北に行って復興のお手伝いをするのも
たまたま(先人の努力のおかげで)この30年くらい調子の良かった日本人がカンボジアにいって復興や開発のお手伝いをするのも
役割分担、ということなのかな、と。

インフラが凄く整った日本という国、特に東京に暮らしていた僕は
「電気やインターネット、水道のインフラがなくては満足に暮らしていけない」
という弱さを持つ一方で
「そのインフラの大切さや、それを使ってどう暮らしを改善するかということがわかる(はず)」
という良さを持っているはずです。

僕は震災が起きてインフラが使えなくなったら、
きっとあまり役に立たないかも知れない。そういうときは
農村の人たちやカンボジア人がもっと身近に持っている
生活の知恵やサバイバル力が必要かもしれない。

そう思うと、一つの国、一つの地球の中に
様々なシチュエーションの国や地域がある事が
強さにつながっているのだと実感できます。
多様性、それは「格差」ではなくて「強さ」ではないか、と。

お互いの良いところを持ち寄って
支え合う、それが役割分担なんだろうな、と思います。

※もちろん医療や水などインフラをきちんと発達させていくことに
 力強く賛成していますよ。あくまで一時的、相対的な話です


そしてその役割分担を機能させるために必要なのが絆、です。
同じ日本人だから、というのも一つの絆。
友達だから助けたいというのも一つの絆。
自分がカンボジアの人に親近感を抱いて、コミットしているのも絆。
そこでできあがった関係性の上で役割分担していくわけです。

だからこそ平時から絆をつくり、自分が強みを発揮できるよう
仕事をがんばることが何よりも大切なんだろうな、と。

自立していること、強みがあること、アジア/カンボジアとの絆があること。

そんな人を目指したいな、と思いました。

2011年6月24日金曜日

カンボジアオフィス移転します

さて、かものはしのカンボジアオフィスは今はDomdaekという町にあります。
シェムリアップの中心部から30kmほど離れた場所で、詳しい方には「ベンメリア遺跡に行く途中に曲がり角になっている市場のある町」と言うとわかりやすいかも知れません。

これは私たちがコミュニティファクトリー事業を行っているKchassという地域(またその前にファクトリーを運営していたチクライエン地区)から最も近く電気などのインフラがある場所ということで選んでいました。

元々インターネットも無い場所だったのですが、それでは仕事にならないと言う事で衛星で無理矢理インターネットをひいて何とか使い続けていたオフィスでしたが、なんと7月から移転することになりました。

今度はシェムリアップの中心地にほど近い(2kmほど)オフィス街に(というか住宅街?)にオフィスを構えることにしました。

理由の一つは経費の削減。なんとDomdaekのオフィスでは、電気代が非常に高く、家賃の2倍程度もかかってしまっていたのです。それは電気が政府提供の物ではなく、プライベートの会社による物であったためです。しかしシェムリアップでは電気代の単価がなんと4分の1。スタッフもコンピュータも増えた今、バカにならなくなった電気代をはじめとして様々なコストの削減のために引越を決意しました。

正式な住所などは改めてご連絡しますが、まずは引越のお知らせまで!

引越にあたって、僕自身も様々な物件を見てきましたのでその様子を写真でお送りします。

まず検討したのが新バスステーションの近く。
非常に物件が安いのですが、バスが煩く、
電気代が少し高かったのがネックでした。

次に検討したのは町の北側にあるオフィス街。
場所によってはテナントが無い家の方が多いため、
ちょっとゴーストタウンの様相を呈しています。。。

一回の様子。カンボジアはかなり細長い形状のふらっとが主流です。
ここも横4.5m×縦12mと細長い。。。

家として使う人も多く、キッチンスペースもばっちり。

お風呂は普通ありませんが、シャワー+トイレは至る所にあります

2階の様子。広めの部屋と小さめの部屋がありました。

3階まであります!
結局2番目に見たこのフラットにすることにしました。近くには日系も含めてNGOのオフィスもあり、今後活性化するかどうか楽しみです。


他にも見に行った物件。こちらは家のタイプ。
2階建てで広いうえに安かったのですが、
部屋がわかれすぎているのでちと使いづらい。。

見学させて頂いたときは前にいた方が引っ越ししている最中でした。。

家の物件の1階には何故か筋トレマシーンが。。
NGOのオフィスだったとのことでしたが。。

なにやら豪邸らしき物も見に行きました。

前に日本人の方が住まれていたそうです

立派な階段!しかしこの場合は少し邪魔でした。。。
家賃も高かったので豪邸オフィスはもちろん見送り。

街の中心部に近い物件も見せて頂きました。
少し小さく今回は利用しませんでしたが、
このアクセスでこのあたりは月$300程度で借りられるそうです
実際の引越は来週を予定しており、7月1日には新しいオフィスで仕事が出来る予定です。
今度は町にも大分近くなりましたので、是非遊びに来てください!!

ナイトマーケットにかものはしのお店がオープンしました!

シェムリアップで夜の人気観光スポットといえばナイトマーケットです。
100以上の小さなお土産物屋とフードコート的なバーなどがあり、連日沢山の外国人で賑わっています。

なんとそこにかものはしの直営店をオープンしました!今日はその準備と開店の様子をお届けします。
そもそもかものはしがここにお店を開こうと思ったのには二つの理由があります。

1つは売上の拡大。前に紹介したクマエユーンさんでも感じたことですが、きちんと沢山の商品を並べることで多くの売上を得ることが出来ます。また、委託や卸と違い、利益率も大きく利益に貢献してくれます。2年前に比べて売上が倍になった昨年度。しかし、来年度までにさらに2倍を目指さなくてはいけません。その売上達成のためにも必要なのが小売店です。

そして2つめは商品開発のためのアンテナショップ。今、かものはしでは沢山の商品を扱うことが出来ています。しかし、まだまだヒット商品が少ないのも現状です。この2年間のテーマは商品の改善や新しい商品の開発。そしてそれに一番大切なのは実際に販売してみたときのフィードバックです。委託で販売をお願いしている場合では、どんな年代、国籍、性別のお客さんが買ったのかということはもちろん分かりません。そして、スペースも限られているため、テストできる製品が限られています。 だからこその自社店舗。きちんと新商品を展示してテストしていく拠点にしようと考えています。

本当にまだ始まったばかりですが、10月後半からのハイシーズンまでにはきちんとスタッフを訓練し、お店も整えていきたいと思います。

シェムリアップにお越しの際は是非寄ってみてください!
  • 営業日:基本的に毎日
  • 時間:17時 〜 23時
  • 場所:ナイトマーケット(http://www.angkornightmarket.com/)正面入って奥の大きなisland barの右側。(元々ブルーパンプキンがあった場所です)



準備第一弾は棚作り
おかげで立派なガラスの棚が設置できました
地元の大工さんに頼んで棚も設置!

いよいよ営業開始です!

ショップスタッフはやや緊張気味!

最初のお客様はカンボジア人の方でした。サンダルをお買い上げ。
ありがとうございます!

まだローシーズンにもかかわらず沢山のお客様。
初日はなんと目標の5倍、$100以上の売上を上げることができました!!

2011年6月23日木曜日

6月26日日曜日@原宿でアジアの絆を考えるイベントに是非申し込みを!

みなさん6月25日と言えば、かものはしの総会がある日です。(もう申し込みはお済みですよね?)
しかしなんと26日にもう一つ素敵なイベントがあります。
カンボジアで現在助っ人としてコミュニティファクトリー事業を手伝ってくれている
吉川さんが震災をきっかけに感じたアジアの絆、そして今自分が出来ること、アジアが出来ることについて
考えるシンポジウムを行うそうです。

僕自身も日本にいれば必ず参加したと思います。
アジアに興味がある人、アジアで活躍しようとしている若手の人材に興味がある人、
何か刺激が欲しい人、アジアのつながりを感じたい人。
そんな人にお勧めです。

是非急いで申し込みを!

(以下告知)





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2011年6月26(日)17:00~19:00 @HRIビジョンハウス(原宿)
 Presented by "SEED project"
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2011年3月11日14時46分18秒、宮城県牡鹿半島沖を震源として発生した
日本の観測史上最大のマグニチュード(Mw)9.0の東北地方太平洋沖地震。

この地震、津波による死者、行方不明者は2万5千人を越えている。
未曾有の大災害。世界が日本からの映像に震撼した。
震災の情報をアジアの国々からみた日本人、そして外国人。
国を異とする人々であっても、遠く離れた地から被災地を思う心は同じだった。

タイ:数千人のチャリティーラン、発電機の貸与。
   給与の寄付を申し出てくれた人。
2004年の地震の時の恩返しをすると言ってくれた人。

カンボジア: NHKのニュースを見て、涙が止まらない人
      ポルポト時代直後を思い出して共感する人
      日本人ならもう一度立ち上がれると信じている人

ベトナム: 一ヶ月の給料を惜しみなく寄付してくれた人。
     日本のためにチャリティーコンサートを開催し、
     50万円集めてくれた人。
     毎日毎日、日本のために祈り続けてくれる人。

モンゴル: 600万円の寄付を集めた孤児院の子ども達40人。
     被災地の子ども達に手紙をおくる人。

ラオス: 日本への寄付だと言って日本企業の食料品を買う人
    毎日毎日募金用のSMSへメッセージを送る人

日本の惨状に心を痛め、その痛みに共感し、その痛みを越えていくはずと
日本を信じているアジアの人々がいる。
その「共感」が日本への「小さな支え」にならないか?
なるかどうかはわからない。
でもアジアと関わる、アジアと生きる人間として、アジアからのメッセージを伝えたい。

日本がこの惨事をどう乗り越えていくのか、固唾をのんで見守っている国々がある。

義援金を届けること。
被災地で一心不乱に働くこと。避難所へと支援物資を送ること。
復興後の仕事づくりに道を作ること。サポートネットワークを広げること。
支援のかたちはさまざま。

「苦しいことは誰の身の上にも同じように、突然起こる」

では、今、アジアができることは?
そして、あなたがすべきことは?

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  ■■スピーカー紹介■■
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◆吉川 舞(よしかわ まい) 26歳 :カンボジア
北海道生まれ。08年早大人間科学部卒。19歳の夏にカンボジアの遺跡と人々に魅せられ、
学生時代の大半を捧げる。「コンサルタント」ではなく「プレイヤー」になるため、卒業と同時に移住。
2008年より遺跡の修復チームにて広報を務めつつ、地域に密着した遺跡の修復を目指し
「修復と観光のあいだ」を模索中。
活動紹介HP http://www.jst-cambodia.net

◆白水健一(しろうずけんいち) 28歳:タイ
05年九州大学教育学部卒業。JICAのアセアン工学系高等教育ネットワークプロジェクト
(AUN/SEED-Net)チーフコーディネーターとして、東南アジア各国大学の教育・研究能
力強化、ネットワーク強化に取り組む。3.11の震災後、日本や世界の友人たちと共に、
被災地と世界をつなぐWA Projectを実施中。
WA Project:http://www.facebook.com/WA.project

◆川村 泰裕(かわむら やすひろ) 26歳 :ベトナム
愛知県生まれ。08年早大教育卒。2010年4月からベトナムのフエで仕事創りに取り組む。
現在はフエ外国語大学日本語教師をしつつ、仕事創りに挑戦中。「カネ・コネ・海外生活経験なし」の中、

◆照屋 朋子(てるや ともこ) 26歳 :モンゴル
沖縄県生まれ。07年早大法学部国際関係コース卒。NGOゆいまーるハミングバーズ代表。
- 元のメッセージを隠す -
高校でボランティア活動を始める。開発コンサル会社にて
JICA中国経済法整備支援プロジェクトを担当した後、NGO設立。
モンゴルのマンホールチルドレンを保護する孤児院「太陽の子ども達」運営と自立支援を展開。
NPOイノベーショングラント優勝。
ゆいまーるハミングバーズ:http://yuimar.org/

◆唐津 周平(からつ しゅうへい) 25歳 :ベトナム
兵庫県生まれ。08年甲南大学文学部卒業。2008年4月人材派遣会社に就職。
しかし入社直後に会社の業績が傾き、わずか1年で退職を余儀なくされる。
その後、人のご縁あって、べトナムで仕事を創る修行に行くことを決意。
しかし当時の所持金はわずか10万円しかなかったため、
それを見かねたHRインスティテュートベトナムに拾われる。
その後、2009年6月からべトナム事業の立ち上げに参画。
Twitter @karatasu
BLOG http://viet-wakazo.jugem.jp/

◆山田 昂弘(やまだ たかひろ) 24歳 :ベトナム・ラオス
愛知県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科所属。
日本ベトナム学生会議初期メンバー・2期代表。
国際移住機関ラオス事務所インターンで人身売買・労働搾取防止プロジェクトを経験。
この経験から「日本と世界のあらゆる壁を低くする」ことを夢みながら日々修行中。
ここ数年のキーワードは自然回帰、sustainability、個。
日本ベトナム学生会議: http://www.jvsc.net/
国際移住機関: http://www.iom.int/jahia/jsp/index.jsp

◆友廣 裕一(ともひろ ゆういち) 26歳 :日本
ムラアカリをゆく/Resource Coordinator
大阪生まれ。08年早大商学部卒。持続可能な社会について探求する中で、
今でも石貨が価値を持つミクロネシア連邦ヤップ島を訪れて自給自足の暮らしを経験。
その後、新潟の中山間地域の小規模集落を訪ねた後「ムラアカリをゆく」と題して、
日本全国の農山漁村を訪ねながら各地でお手伝いをさせてもらう。
3/17からは宮城県内で復興支援に向けて活動中。
Twitter @tomohy
Blog  http://murakari.com/

*現在、上記の方に加え、他数名をブッキングしております。
  決定次第、随時ご連絡差し上げます。
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■■当日プログラム■■
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2011年6月26(日)17:00~19:00@HRIビジョンオフィス
17:00 ~ 17:30 被災地支援活動からの状況報告
17:30 ~ 18:00 アジア在住日本人からの震災報告
18:00 ~ 19:00  フリーディスカッション ~今、私たちに何が出来るのか~

  ※終了後は懇親会を予定しています。費用は実費負担となります。
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■■イベント詳細情報■■
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日 時:2011年6月26(日)17:00~19:00
会 場: HRIビジョンハウス
定 員: 40名 (定員になり次第締め切らせていただきます。ご了承下さい)
参加費: 500円
主 催: SEED project
※SEED について
2007年、ボディ・ショップ社長アニータ・ロディック氏が早稲田大学で
予定されていた来日講演前に急逝したため、
彼女の意志を継ぐための追悼シンポジウム「ビジネスを変える、社会が変わる」が開催された。
その際パネリストとして登壇した吉川舞を中心に、同じ志を持つ同世代が集まってそれぞれが持つ
「想いの種」を育てていこうという想いから生まれたコミュニティ。
http://www.the-body-shop.co.jp/csr-seminar/
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■■参加申し込み■■
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●参加ご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
http://p.tl/Hgq0
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【事務局】 ご不明な点等あればお気軽にご連絡ください。
  山田昂弘  takahiro.yamadajpn(at)gmail.com
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2011年6月13日月曜日

村の女性達の給与見直し。より働きやすい環境を目指して。

この2年間ほぼ据え置きだった村の女性達の給与をこの6月から変更しました。

だんだんと村の仕事や少し近くの出稼ぎの仕事などに対して、給与が相対的に低くなってきており、女性達の出席率が低下していたのを改善するためです。

元々のかものはしの給与制度の概要は下記の通り
・4段階の技能別給与
・チームリーダーにはボーナス
・毎日500R(日本円にして10円程度)を個人ごとの銀行口座に預けると、かものはしからも500Rマッチングして貯蓄する仕組み
・来た日数に応じて給与が受け取れる仕組み(休んでも給与が貰えないだけで罰則があるわけではない)
しかし、全体の額が多い人でも$40位と低かったのが問題でした。

今度の新しい給与制度では
・全ワーカーがおよそ30%の昇給
・前月の出席率に従ってボーナスを設定
・前月の販売実績に比例したボーナスの設定
・月給制に移行(有給を付与)
と言う形で、彼女たちがより安心して働けるような職場を目指しています。


今回の導入にあたって苦労した点は大きく二つ。

1.設定にあたって何を取り入れて何を取り入れないかという取捨選択。
例えば下にあげるようなアイディアは検討した物の今回は見送りと成りました。
・一人一人の生産高に比例した給与設計
・勤務態度やかものはしの文化への理解度を評価した給与設計
・生活力、識字力、識字教室への参加率などを評価した給与設計

ゆくゆくはきちんとした評価の仕組みを考えて導入していこうと思いますが、
給与制度は彼女たちの日々のマインドに直結してしまうので
非常に慎重に導入していかなくてはなりません。

2.原価率、全体の予算、彼らのモチベーションのバランス
出席率を管理しているスタッフからは、もっと高い給与を設定したいという要望がありました。
確かに多くの給与をだせば、みんな毎日確実に来るようになるとは思います。
僕自身も、彼女たちの家庭の状況を考えると出してあげたいと思います。

もし私たちが完全にずっと助成金で運営するNGOであれば、きっともっと多くの給与を出してしまったかも知れません。

しかし同時に、このコミュニティファクトリー事業は寄付に頼らず運営していきたいという目標があります。
彼女たちの生産性や商品力そのものが上がらないと、給与を上げた分だけ運営が苦しくなります。

もちろん給与がずっと上がらないとなると、彼女たちのモチベーションは失われてしまいます。
そのギリギリのところを調整しながら、彼女たちにもファクトリー全体の利益のことや
生産性の事を直接伝え続けました。僕も習ったカンボジアでスピーチをしました。

紆余曲折ありましたが、何とか今回新しい給与を導入できたのは本当にと思います。
しかしこれから彼女たちにきちんと新しい制度を理解してもらうための努力、
そして状況をみながらより彼女たちが働きやすいと思える職場作りに邁進していきたいと思います。

2011年6月10日金曜日

天然染料にチャレンジ!

ファクトリーで作っている製品は、現在は他のカンボジアの農村の人たちと同じように
化学染料を使って染めています。

もしそれが地元にあるような草木を使って染める事が出来れば本当に素敵なことだと思い、1年前くらいから天然染料をつかった染色を検討してきました。

そして今回やっと、カンボジアで伝統的な織物の復興をされているIKTTさん(URL:http://iktt.esprit-libre.org/)の協力を得て初チャレンジする事が出来ました。今日はその様子をお伝えしたいと思います。

IKTTさんはシルクをメインとして、内戦で失われそうになった伝統的な織りの技術を復興させるべく、なんと蚕を育てるための森(伝統の森)からカンボジアにつくって取り組まれているNGOです。
代表の森本さんは元々京都で職人をされていた方です。
今は森とその周りに作った村で暮らしながら、様々な織物を製作して販売されています。

今回は森本さんに協力して頂けると言う事で伝統の森まで、染めを担当している村の女性やスタッフ達と行ってきました。

いくつか説明をして頂いたあと、実際に持ち込んだい草や椰子の葉っぱで、染めにチャレンジさせて頂きました。


染める素材を選定中
染める液はこちら。これで黒色に染まります。
上の黒色はなんとこの木の葉っぱから取った物です
これはベニノキ。オレンジ色に染まります。
布を染めていらっしゃった残りの黒色の染料を使って、染めさせて頂きました。
シルクだと30分程度煮込めば色がつくそうなのですが、い草はそうもいきません。
ぐつぐつ煮込んで染めていきます
時間がたってもなかなか色が素材に入っていかない様子を見てあせるスタッフ。


まだかしら?? と不安げに見る村の女性
森本さん曰く
「素材の特性もあるし、素材と染料の相性もある。一晩、二晩寝させないといけないかも知れないし、違う染料が良いかもしれない。それを一つ一つ実験して染め方を見つけるしかない」
とのことで、当たり前の事ですが一朝一夕にはうまくはいきません。


ただ、1時間くらい煮込んだところで少し色が定着してきたのを見て、スタッフも少し安心。それを助剤につけて色を発色・固定化させて見ます。


今回使った助剤は鉄媒染。鉄をレモンで酸化させ溶け出させています。
そうしてできあがったい草に本当に色がついているかどうか、水で洗ってみて確かめてみると、、、
黒くなっている!!
かすかにですが、黒くなっていました。まだまだそのまま商品に出来るわけではないのですが、確かな手応えを感じた僕達。何とか今年天然染料で染めた商品が作り上げられないかと今後も努力していこうとスタッフと話し合いました。


お忙しい中受け入れて頂いたIKTT 森本さま、本当にありがとうございました。