2011年6月10日金曜日

天然染料にチャレンジ!

ファクトリーで作っている製品は、現在は他のカンボジアの農村の人たちと同じように
化学染料を使って染めています。

もしそれが地元にあるような草木を使って染める事が出来れば本当に素敵なことだと思い、1年前くらいから天然染料をつかった染色を検討してきました。

そして今回やっと、カンボジアで伝統的な織物の復興をされているIKTTさん(URL:http://iktt.esprit-libre.org/)の協力を得て初チャレンジする事が出来ました。今日はその様子をお伝えしたいと思います。

IKTTさんはシルクをメインとして、内戦で失われそうになった伝統的な織りの技術を復興させるべく、なんと蚕を育てるための森(伝統の森)からカンボジアにつくって取り組まれているNGOです。
代表の森本さんは元々京都で職人をされていた方です。
今は森とその周りに作った村で暮らしながら、様々な織物を製作して販売されています。

今回は森本さんに協力して頂けると言う事で伝統の森まで、染めを担当している村の女性やスタッフ達と行ってきました。

いくつか説明をして頂いたあと、実際に持ち込んだい草や椰子の葉っぱで、染めにチャレンジさせて頂きました。


染める素材を選定中
染める液はこちら。これで黒色に染まります。
上の黒色はなんとこの木の葉っぱから取った物です
これはベニノキ。オレンジ色に染まります。
布を染めていらっしゃった残りの黒色の染料を使って、染めさせて頂きました。
シルクだと30分程度煮込めば色がつくそうなのですが、い草はそうもいきません。
ぐつぐつ煮込んで染めていきます
時間がたってもなかなか色が素材に入っていかない様子を見てあせるスタッフ。


まだかしら?? と不安げに見る村の女性
森本さん曰く
「素材の特性もあるし、素材と染料の相性もある。一晩、二晩寝させないといけないかも知れないし、違う染料が良いかもしれない。それを一つ一つ実験して染め方を見つけるしかない」
とのことで、当たり前の事ですが一朝一夕にはうまくはいきません。


ただ、1時間くらい煮込んだところで少し色が定着してきたのを見て、スタッフも少し安心。それを助剤につけて色を発色・固定化させて見ます。


今回使った助剤は鉄媒染。鉄をレモンで酸化させ溶け出させています。
そうしてできあがったい草に本当に色がついているかどうか、水で洗ってみて確かめてみると、、、
黒くなっている!!
かすかにですが、黒くなっていました。まだまだそのまま商品に出来るわけではないのですが、確かな手応えを感じた僕達。何とか今年天然染料で染めた商品が作り上げられないかと今後も努力していこうとスタッフと話し合いました。


お忙しい中受け入れて頂いたIKTT 森本さま、本当にありがとうございました。