ワーカーの職位とキャリアパス |
例えば、生産においても、職人のように純粋に生産のスピードとクオリティを追求したい人、新しい商品の開発に積極的に関わりたい人、他の訓練生に対してトレーニングをするのが楽しい人、チームをまとめマネジメントしたい人など様々な役職があるようにしています。
その延長線上に今まで検討してきたのが、かものはしプロジェクトのスタッフとして彼女たちを採用することが出来ないか?という事です。
実は、以前にソーシャルエンパワーメント部門でファクトリーの女性達からスタッフを採用しようとしたときは、応募はあったものの、どうしても必要な能力・要件があわないということで、採用を見送ったこともあります。
その頃に比べて識字教室もレベルアップしたため、今回再度チャレンジと言うことで営業のスタッフを募集したところ、なんと最終的に一人採用することが決定し、働き始めることになりました。
採用したのはコムソットという2年前の9月にファクトリーに参加した女性。ミシンを使った縫製のコースでレベルの一番高い職位で頑張っていました。
今回応募した中でも識字教室でのカンボジア語・算数・英語の点数が良く、インタビューの結果彼女を採用することとなりました。営業のスタッフだとシェムリアップの街での仕事が中心となるため、現在はオフィスの住居スペースに住みながら、営業の仕事を頑張っています。同時に英語やPCの学校にも通って勉強も継続しています。
今は働き始めてから二ヶ月ほどたち、やっとシェムリアップでの生活と営業の業務になれてきたようです。
彼女が頑張って活躍することが他の女性達にとっても励みになり、目標になります。しっかりサポートしながら一緒に働いていければと思います。
ナイトマーケットで在庫を管理するコムソット