2011年12月21日水曜日

批判するときに気をつけたい6つの事柄

もし相手に改善して欲しいとおもったときには、誰でも建設的な批判をしたいものですよね。出来るだけお互い気持ちよく批判するためにはどうすれば良いのでしょうか。

まず相手の批判耐性も見極める必要があります。相手が「人格と行為」 「部分と全体」を区別できない人の場合すぐに感情的な対立になるので要注意です。

相手を見極めるために必要なのは下記のような事でしょうか。

  • 「人格と行為」を分けられない →批判が全部人格攻撃に聞こえてしまう
  • 「部分と全体」を分けられない →一つの事を批判すると、自分が全否定されたように感じる、全部が駄目なのだと感じる
  • 批判に耐える素地が無い →根本的に自分に自信がない、過剰な自信を装っている
  • 議論となる問題に対して、既に問題を感じているかいないのか

その上で「認知行動療法に学ぶコーチング」によれば下記のような事に気をつけるべきだといいます。

  • その人の存在を評価するのではなく、その人の行動か業績を評価する(ということを確認する)
  • 具体的に、かつ、事実に即して批評する
  • 過去の間違いや行動にこだわりすぎてはいけない。現在の思考や行動をどう変えれば、どう将来での向上につながるかに注目する
  • 変更案を実行するにはどんな困難があるのか、あるいは変更案を受け入れたくないのかどうかを見極めるために、相手の話を注意深く聞く
  • あなたが相手から聞いた内容については、単にその言葉ではなく、その内容の意味を理解したのだということを確認しておく
  • アサーティブに自分の考えを述べる。つまり、遠慮することや怒ることなく、お互いが満足する結果を得られるように、あるいは、うまく妥協できるように試みる

僕はこれに加えて、批判をする側の心構えとして

  • 批判は行動を変えてもらうための一つの手段でしかないので、批判することが目的化しないように注意する。例えば「自分で」気づいてもらって変化してもらうことの方が望ましい
  • 明らかに理がこちらにある場合こそ、理屈でせめないように注意する。明らかな理があれば、相手もそれがわかっているので、相手の気持ちの逃げ場を作ってやることが大切。じゃなきゃ逆ギレされるだけ。
  • 最終的に批判するわけなので、ある程度感情的な対立が起きることは避けられない という覚悟で臨む

ということがあるように思います。日々勉強です。。

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