みんな大変ですが気持ちのいいひとばかりでした
2008年2月24日日曜日
2008年2月22日金曜日
2008年2月17日日曜日
コーディングディレクターの業務にはマネジメントスキルが必要である
ま、タイトルみると、当たり前じゃん って思う人が多いと思うんですけどね。
昨日Web制作会社のディレクターの方々とお話しする機会がありました。
主にお二人の方がいらっしゃって、一人は「アーキテクト」、お一人は「プロジェクトマネジャー」としてのディレクターを主としている方でした。
おもしろかったのは、お二人とも
- 「Webディレクターの仕事の定義が曖昧で、一緒くたにしすぎ」
- 「Webディレクターの仕事をサポートするようなツールを作りたい」
- 「Web制作の業務を標準化して、レベルを底上げしたい」
という趣旨のお話をしていたこと。パブリックな意識というのか、仕事をしてきた上での問題意識というのか、キャリアも今仕事している会社の規模も全く違うお二人が同じことをおっしゃっていたのが印象的でした。
僕が先日「HTMLコーディング+αを探る」という記事で言ったように、うちも特にコーディングのディレクションについて、サポートしていこうという流れがあるので、彼らと問題意識が共通しており、話が盛り上がりました。
まず、前提として
- Web業界が、クリエイティブから発生しているところがあるので、プロジェクトマネジメントのスキルがある人が少ない(お二方のご意見)
ex. 広告屋さん - ディレクションの中には大きく分けて下記の二つがある
- お客さんを向いて提案をする、クリエイティブなもの(これもいろいろと分解でき、ほとんどはロジックで対応するものだとは思いますが、相対的に)
- 社内のコーダーや協力会社を向いて管理を行う、マネジメント的なもの
- かものはしはコーディング専門のサービスを行っているため、あまり全体的なディレクションはわからない。なので、ここでもコーディングディレクションに必要なものに絞って考える
ということをご了承くださいませ。
さてさて、コーディング時のディレクションですが、コーディング時に絞っただけでも結構いろいろなタスクが発生します。
まずここで、HTMLコーディングを「コーディング」と一つのタスク以上に分解できない場合要注意ですよね。やはり
- テンプレート作成
- テンプレートプレビュー
- 素材確認
- 流し込み開始
- プレビュー
- 修正
- 納品
くらいのタスクに分解することは必要です(もちろんスケジュールの用途によりますが、コーディングディレクションをする場合)。そして、それがWebサイトのカテゴリごとに 五月雨式に素材が出てきて、平行に走ることもざらにあります。
とすると、まず、これを線表というかガントチャートに落とすスキルが必要です。
コーディングに必要な素材はいつまでに集めればいいのか、チェックバックをいつ行わないといけないのか、というディレクターの業務の締め切りをきちんと把握するためです。
また、クリティカルパスを認識することで、マネジメントにメリハリをつけることができるでしょう。
まとめて言えば、コーディングのフェーズをWBSに落として、ガントチャートに落として、管理すると。
さて、このあたり、かものはしでもいろいろなツールを使って、今まで管理しようとしてきましたが、だいたい挫折しました。MicrosoftProjectやらGanttProjectやらExcelやらなにやら。だいたい案件が小さすぎると、管理だけやってればいいスタッフなんていません。
そんな中、お客さんの素材入稿が頻繁にずれていくことをスケジュールに反映していくだけでも一手間です。
あとは、スケジュール管理ツールって、みんなみないんですよね。壁に張り出すには変更が多すぎるし。
ということで今は全体の案件を一つのホワイトボードに書き込んでざっくりと管理をしています。ただ、リソース面からのチェックが弱くなったり、そもそも手書きなのでちょっと見づらかったりとまだ課題があります。
顧客側にたって制作会社のマネジメントを専門に行っている、先ほどのディレクターさん曰く
「PMBOKとは言わないが、WBSとPERT図くらい書けないとダメなんじゃないか?」
とのこと。実際に書いて運用するかどうかは別としても、必要なスキルであるのは間違いないでしょうね。
さて、次回は「こんな成果物嫌だ」というかたちで、成果物の品質を意識したマネジメントについてフォーカスしようかと思います。
2008年2月14日木曜日
2008年2月13日水曜日
2008年2月11日月曜日
2008年2月10日日曜日
「世界を変える」覚悟を持った人
アキュメンファンドのCEOであるジャクリーンさんの講演会に参加した。
アキュメンファンドは主に社会起業家に融資を行う非営利のファンドであるが、詳しくは
- 公式サイト(http://www.acumenfund.org/)
- Wikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Acumen_Fund
- Wikipedia(Jacqueline Novogratz):http://en.wikipedia.org/wiki/Jacqueline_Novogratz
僕の人生にとっても大きな意味を持つであろう、刺激的な、そしてあっという間の2時間だった。
断片的にではあるが、印象に残った言葉(やや意訳)を書き留めておこうと思う。
いつかまたこのメモを見て、自分が勇気をもらうために。
「才能・気概のあるものが少ないと嘆いている場合ではない。ある歌にもあるようにずっと探していた人は自分だった、ということだ。変えられるのは自分だけ。あなたから世界を変えていけば良い。」
「お金だけではなく、KnowledgeとTalentの貸し出しも行う」
「私が火傷をしても進み続けるのは、私のなす事が私を勇気づけてくれるから。正しいことをやっているという確信、変わりつつある世界、顧客の笑顔。進み続ける以外の選択肢は無い。」
「伝統的なチャリティーだけでは問題は解決できない。そしてただ市場(=資本主義)に任せておいても不十分である」
「『貧しい人の一人一人が尊厳をもつまでは、富めるものが尊厳を持つことは無い』by マーチンルーサーキング」
「『人に尊厳を持ってもらうチャンスを提供する』ことでより自分の尊厳を高めることができる。尊厳は富よりも大事である。」
「まず一歩を踏み出しなさい。そして世界が次の一歩をどう踏み出すかをあなたに教えてくれる、それを聞き取るのです。」
「この種の事業を行ってリスクをとらないという訳にはいかない。」
「正しいことを『楽しむ』と決めた。」
「アキュメンファンドに関わる人すべてが家族だと思っている。」
「(カウンターパートなどの見極め方、スタッフの見極め方について質問されて)まず可能な限り人は信じると決めている。しかし、考えて確かめて、信頼を裏切ったのであればすぐにアクションを取るようにしている。」
「社会起業家、そしてそれを支援するファンドにとってもっとも重要なのは、『集中すること』である。顧客も事業も。」
※ちなみに、アキュメンファンドは、土地の取得に賄賂を払わなかったせいで二年間も待たされたようだ。
あれだけ的確に、前向きに、すべての質問に答える方に初めてお会いした。
きわめてロジカルでもあったし、それ以上に、幾度となく彼女を襲った深い悲しみや挫折、困難、喜びという彼女の実体験から来る人間観がにじみ出てきていて、優しくその場を包んでいた。
「世界を変えていく」という覚悟を持つ人、そして歩んできた道からにじみでる「徳」を見ることができたことは自分にとって大きな意味があるだろうと思う。
いつか僕自身が、彼女と同じ地平にたって、人に勇気と尊厳を与えられる人間になりたい、と誓った。
最後にこんな場を設定してくれたETIC.とJapan Societyの方に改めて御礼を言いたい。ありがとうございました。
2008年2月9日土曜日
HTMLコーディング+αを探る
おかげさまで、HTMLコーディングのサービスはいろいろなお客様にご愛顧いただている。
1月から3月まで扱うHTMLのページ数が3000ページほどに迫るというのも、何度も繰り返し発注していただけているお客様がいるからだ。(実際にコーディングするページだけではないのでそんなに意味のある数字ではありませんが)
様々なWeb制作会社の方から発注をいただくので、その先のお客様のことも考えると、結構なパターンの仕事をこなしてきた。その中で凄腕ディレクターというか、すごく仕事がしやすいディレクターの方ともかなり出会ってきた(ように思う)。ただ、その条件としてはどうしても
コーダー出身なので、コーディングで何が必要か、どういう修正が辛いか、どれくらい実現に時間がかかるか直感的に分かっている。そのため、やりとりがスムーズになり、二度手間なことも少ない。
というケースが多いように思う。でも、これをいろいろなお客様のディレクターに望むのは難しい。そもそもコーディングに詳しくないから外注したい、というケースが多い。
ということで、うちが凄腕ディレクターから吸収した技+コーディングの視点からえたものを、お客様のディレクターのアシストとして、サービスしていけばもっとスムーズに発注ができるのでは、という考えに至った。
多分、やらなくてはいけないのは下記の三点
- コーディングを進める上で必要な情報や、コーディング時の情報のやりとりがスムーズになるようなフローの定義、ツールの導入、啓蒙(理想のサイトマップ、理想の仕様書)
- サイトマップの整理や、画像パーツの発注などの、コーディングディレクション業務のサービス化
- HTMLコーディング+αとして、システム制作、画像パーツ製作、文章校正、サーバー管理などのサービス化
少なくとも4月頃には下記の問いに答えられるようになっていたい。
- 理想のサイトマップとは?
- Trac+Subversionが今のところはベストなのか?
- サイトマップ作成や、ファイルのステータス管理に、grep+正規表現やExcelのツールがあれば生産性が格段に上がるのでは?そのときの標準のフローは?
- 隣接事業分野のニーズはそれぞれどれくらいか?スタッフのキャリアパスとしては適当か?
理想の一日(振り返り1回目)
無理矢理にでもブログで宣言してみるものですね。理想の一日。
結構気にするようになり、次の変化が現れました。
- 就寝時間・起床時間が早くなった
- 家でご飯を食べる機会が増えた。家族的にもお金的にも嬉しい。
- プールに行く頻度が増えた
その部分が一番気をつけたかった部分なので素直に嬉しいです。
ちょっと心身共に崩れて2日くらいお休みをいただいたのがかなりの汚点なのですが、それ以外は結構良い生活習慣になってきたな、と。目覚ましが鳴る前におきたりすることがあるんですね。
ただ、メール処理なんかは絞った方が良いとは思っていても、まだまだだらしなく見ていたりします。
昔より1通ごとに処理してはいませんが、もう少し絞りたい。
たぶんストップウォッチみたいのがあって
「今から2時間はメール見ない、電話しない、電話でない」
みたいのを決めておくと良いんでしょうね。 チャレンジしてみようっと。
プライベート面では、FFTA2をやりすぎたのが課題ですね。クリアしてしまった。しばらくNintendoDSとはおさらばしようと思います。(人のだし)
もう一つは、本をざっくり読むものの、深くは読んでいないな、と。今までいろいろな本を読んだので、良かった本をもう一度読み返してみたり、一つ一つ実践しながら読んだりしたいですね。
ということで、2月のKeepとProblem、Tryは下記のよう
Keep
- 早寝早起き(12時半、5時半)
- プール週3(達成率80%位なので。)
- 心身のバランスをもう少し高く保ちたい。突然崩れないように
- 夜ご飯を食べるタイミングが遅い(11時半とか)睡眠にも良くないのでもう少し早めたい
- 月に2冊は深く読む本を作る(一冊がオライリーの正規表現になりそうですが。。)
- ご飯を21時に食べる(つまり21時に帰宅、その後自宅作業という流れ)
- 毎日の日報を復活
2008年2月8日金曜日
読書リスト
すっかりご無沙汰気味です。すいません。社内でのWikiやBlogなどなど様々書くものがあるので、いったいこのブログに何を書いたらいいのかが分からなくなってきており模索中です。
とりあえず最近購入/読破した本を。
やや細かい手法に終始しているきらいもあるけど、なんか著者二人の愛が伝わってきて良い感じ。あれ、違うか。
なんか多くのチップスを共有する本より、心理的にも技術的にも一つのことを伝えてくれる本ということで好感が持てます。とはいえ、同じことを繰り返して述べているのでさくっと読める本。
これは良い本だと思った。やや理屈っぽすぎるけど、正論(だけ)がなぜダメなのか、とかがわかりやすく載っている。とくに討論のお客さんは観客である。という下りが頭に残っている。
でも、今ちょいデキで良いのかサイボウズ?と思ったかどうかは別。
ま、ここら辺全部「2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10」をみて衝動買いしました。
ということで残りもざざっと。
さておき、これらと同時に読んでまた感銘を受けたのが次の本。
表紙が宮崎駿なんですよね。というのが無かったとしても、今となってはやや読みづらい訳のことを考慮してもお勧めの本かと。生きる意味とか難しいことを考えすぎたらこちらで。
生きてて良かったという単純な意味でも、人間として何を成すのかという意味でも、生命の尊さを学べる良い本。