2010年11月20日土曜日

ARUNの功能さんにお会いしました

タイのシンポジウムを終えて、バンコクから飛行機でプノンペンに向かった。

たった1時間くらいの短い旅だが、国境を越え、自分が住んでいるシェムリアップという小さな町を通り越し、大都市に変貌しつつあるプノンペンに到着した。
混沌としながらも競うように高いビルを建てていくこの町の雰囲気が僕は好きだ。

でも自分の居場所があまりないように感じてしまうのも事実。知り合いが少ないからだろうか。モニボン通り沿いのBBWorldか、川沿いのFCCでインターネットをつなぎながら時間を過ごすことが多い。そんなとき、僕はプノンペンにいるんじゃなくて、どこでもない場所にいるんだろう、なんてとりとめのないことを考えながらもプノンペンでお会いする予定だったARUNの功能さんを待っていた。

お会いした場所はRomdengというレストラン。NGOのFriendsが運営している。CAMBODIA CUISINEとか銘打つだけあり、料理はかなり美味しかった。バンコクから来たばかりの僕が、カンボジア料理っていうだけで懐かしさに感動した部分をさっ引いて考えても。

どういう方なのか、に関してはこちらのインタビューを見てもらうのが一番わかりやすいと思う。

お会いした感じはとにかくチャーミング。良く笑う。思いがあっても、力まず自然体。そして行動力があって、自分や周りの人に対して真摯な姿勢が垣間見える。
一緒に行った深山君が帰り際に「功能さんって独身なのかな」とか気にしてしまったくらいチャーミング。内緒だけど。

功能さん、ARUNのカンボジア人のスタッフ、僕、深山君で小さなテーブルを囲んでいろいろな話をした。僕の英語が未熟で、うまく伝えられたかは定かではないが、本当にいろいろな話をしたようにおもう。あっという間の2時間だった。

印象に残っているのは、

  • Aidの在り方。特に助けてやるという目線への疑問、インパクトへの疑問など
  • カンボジア人の新しい世代のリーダーシップ、優秀さ、可能性
  • 大学院にいって国際協力や世界の”パースペクティブ”を得たこと
  • Acumen Fundに影響を受けたこと
  • 同席したカンボジア人の方の優秀さ、カンボジアを何とかしたいという思い
  • Shareをきっかけにカンボジアに入ってきたこと(人材輩出してるな〜)
というあたりだろうか。特にカンボジア人の彼が「Younger generationに自分のknowledgeを伝えていきたい」っていう気持ちで大学の講師をしているのにはびっくりした。だって彼24歳だよ。

話を聞きながら、自分のバックグラウンド(日本人であること、ITのビジネスに関わった経験があること、Social Enterpriseの志向があること)などをあらためて考えていた。
一歩ずつこれを活かしながら実力をつけていこう。と決意を新たにした。

その日に飛行機で日本にお帰りになるというお忙しい日程の中だったがお会いできて本当に良かった。本当に素敵な時間をありがとうございました。

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