2007年9月21日金曜日

ブランドは定番と驚きでうまれる

月に一度参加している勉強会がある。今回のゲストはブランド論で有名な片平さん。

5年くらい前に学生団体をやっていたとき、だれかが講師によんでいたような気もする(当時は東大の教授だったこともあり。)。

ともかく僕はお話を聞くのは初めてだったので非常にわくわく。
親父によると、プレゼンがちょっと冗長だとか言ってたが、僕は非常に楽しめた。

  • 普遍的なことを語っているんだけど、語り口もあり説得力がある
  • 例が非常に具体的で楽しいのでワクワクする
  • 何よりも本人がいろんなブランドにワクワクしている様子が伝わってくる
  • いわゆる「学者」というのではなく、様々な企業とブランド構築のプロジェクトを行っていることもあり、実務的な内容
参加者の多くは企業のCSR担当者や取締役という形なので、実務と乖離があるとあまり心にささらないのだろうが、みなさん大変よく聞いていらっしゃった。
講演のあとに朝日新聞の船橋さんや、元トリンプの吉越さん、虎屋の黒川さんなども少ししゃべられていた。
※余談ですが、虎屋はほとんど500年の歴史があるということであらためて尊敬。

話の中で印象に残ったのは

  • ブランドは会社のものではない。お客様の(頭の中の)もの
  • ブランドを構築するには、「この会社なら」という定番と「今回はここまでやってくれるのか?」という驚きが必要
  • サービスが「迷惑をかけない」というレベルではブランドは築けない。感動を繰り返し再現して思わず人に伝えちゃうレベルに達しなければ!
  • ブランドづくりの5K(詳しくは説明しませんが)のうち、特に「玄人:客を向いて、客に負けない」という点がこころに刺さりました。
玄人としての誇り、謙虚さ、そして果敢にチャレンジできる環境を作らなければ! と思います。



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