2014年1月27日月曜日

コミュニティファクトリーの自立に繋がる大きな一歩、JICAと連携へ

JICA草の根に採択されました!

JICAから草の根技術協力事業、パートナーシップ型という枠組みでコミュニティファクトリー事業に対して3年4ヶ月にわたってご支援をいただくことが決まりましたことをご報告いたします。

平成25年度第1回草の根パートナー型・採択内定案件

http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/partner/

草の根パートナー型について詳しくは下記を参照

http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/what/partner.html

 

プロジェクトのタイトルは「最貧困家庭の女性の経済的自立を目的としたコミュニティファクトリー事業の自立化プロジェクト」ということで、まさにCF事業の自立を行うための後方支援をJICAにご協力頂くことになります。

今年の4月から開始予定の3年4ヶ月のプロジェクトの中では、コミュニティファクトリー事業の推進に加え、村の女性達、スタッフ、マネジャーなどへの様々なトレーニングや会議、そしてより長い目での持続性を意識しカンボジア省庁との連携などを行っていきます。

かものはしプロジェクトとしてこのような長期・大型の他機関との連携は初めてのこととなります。活動の1つ1つ、領収書の1枚1枚の説明責任はもちろんのこと、多様な関係者の方々の経験やアドバイスを活かした本当に良いサービスが出来るように活動に邁進したいと思います。

大変だった舞台裏。。。

ところで、今回採択に至るまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。特に時間的な制約に苦しみました。なんといっても提出を検討してから実際に申請書を提出するまで、1ヶ月しかなかったのです。最初にJICAの窓口に相談しに伺ったとき、先方の担当者に「こういうのはすぐに出せるものじゃないから、半年に一度募集があるから何度か応募しながら良いプランにして通せるとよいね」と諭されたのを覚えています。

今考えるとまさにその通りで、ほとんど制度について知らない状況で締め切り1ヶ月前に来る団体なんて相手にしてくれただけでも本当に感謝しています。

それまでに一度もJICAからの支援を検討したことがなかった私たちにとって、JICAのホームページを読み込み、申請書の様式を理解し、自分たちの長期プランを整理しながら窓口に相談しに行くというのを全て同時並行にすすめるのは大変な作業でした。

何とか申請の日に間に合い、そして大変光栄なことに採択をいただいたのはほとんど奇跡とも言えます。そしてその奇跡は、コミュニティファクトリーとかものはしプロジェクトをずっと支えてきてくれた支援者の皆さんや、スタッフの皆の頑張りによっておこすことができたんだということを実感しています。

奇跡を起こした皆さんの支えに感謝

突然の問い合わせにもかかわらず、申請書を見て頂き真摯にアドバイスをいただいたアドバイザーの方々。

アソシエイトとしての入社10日目から右も左もわからないままで一緒に申請書を書き続けてくれた横山さん。夜に打ち合わせして、朝までに資料を作り直すということが何度もありました。

そして、今までのコミュニティファクトリーの事業をともに考え、ともに作り、ともに支え、ときに辛口ながらも愛のあるアドバイスをいただいた全ての方々に御礼を申し上げたいと思います。

本当にありがとうございました。

このプロジェクトを終えるころに、私たちが活動する村にはどんな変化が起こせるのか、スタッフの気持ちはどう変わるのか、そして自分自身の考え方・働き方も含めてどんな景色が広がっているのか、本当に楽しみです。

是非今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

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