うちのスタッフが
「ビジネス書のPDCAサイクルが大切ということが、やっと腹に落ちた」
と言った。
それは素晴らしい事だなと。
A 当たり前のことを
B 馬鹿にせずに
C ちゃんとやる
じゃないですが、たいがいビジネス書には当たり前だよねと思えることが書いてあるように思います。
ただ、当たり前だよねと思ったことを、腹で実感するまでにはかなりのタイムラグがあります。僕の場合。
例えば、2005年に、IT事業をHTMLに絞り、その後グングンと成長したときに初めて
「選択と集中が大事だよね」
ということが腹に落ちました。
所詮腹に落とすためには経験するしかないと言うことでもあります。
じゃあビジネス書は無駄なのか? というとそんなことは無いんだとも思うのです。
それはビジネス書が二つの点で役に立っていると思うからです。
・先人が大切だと思ったこと(たいていの本には同じ事が書いてあり何冊か読むと分かる)をあらかじめ知っておくことで無駄な試行錯誤が減る可能性がある
・試行錯誤が終わった後に「あぁあれはこういう事だったんだなぁ」と実感して深く学ぶ事ができる
という二点。
何事も座学と実践を行ったり来たりですね。