2012年4月15日日曜日

人を育てるという信念

クメールニューイヤー明けにマネジャー評価があるので、今はその準備の真っ最中です。

部門ごとに求められるAttitudeのCriteriaがあるので、その設問にそって、評価を書き込み具体的なコメントを入れていきます。

前にプロボノをしてもらった石川さんに教えて頂いたのは、出来るだけ具体的なフィードバックを入れてあげるということ。具体的な事件や行動、数字を引き合いに出してフィードバックしてあげないと、評価への納得感も生まれませんし、カイゼンも見込めません。

ただそれって時間がかかるんですよね。当然時間をかけなきゃいけないんですが。。

そしてその後にする面談も気を遣います。というか消耗します。日本人特有なのかどうかワカラナイのですが、結構厳しめに評価するので、総合評価が5段階中3段階目とかいうことはざらにあります。そうすると現段階ではその評価が給料と連動していないにもかかわらず、そしてフィードバックの内容にかかわらず、納得出来ない!と防衛反応を示されてしまいます。(まぁこれは世界共通ですよね。多分。)

特に僕は性格的に「その場が丸く収まらない」という状況が大変苦手なため、相手の感情に逆らってでもコメントをするということが大変苦手です。※エニアグラムで言う「平和を愛する人」でございますので。

だからこそ、まず

「同じ事を何度でも言い続けたり、具体的にFBしてあげることでその時は辛くても本人のためになるんだ」という信念を持つこと

そして、

  • いつかわかって貰える、わかって貰うために出来るだけ良いフィードバックをしてあげようという信じる心、優しさ
  • 最終的に、フィードバックを受け入れて成長しようと思わない人は、うちの文化にはあわないんだと切り捨てる冷徹さ

が大切なんだとしみじみ感じます。

また、これだけDeepなフィードバックをするのは今回が2回目なのですが、嬉しいことに前回のフィードバックを活かして仕事の仕方が変わったマネジャーもいます。そしてその精神的な葛藤やら、この苦労を通して自分自身が成長していることを感じます。

村の女性達に対してどんどん成長してもらうためにこの事業をやっています。マネジャー達が成長を厭うようであればその姿勢はかならず村の女性に伝わります。僕自身もそうですが、お互い耳の痛いことを言い合い、改善を助け合っていく、そんな組織にしたいです。

ということで一人目のフィードバックを書いたら1時間半かかって、これから何人分もあると思うとめげそうになったので自分を励ますために(そして少し現実逃避するために)ブログを書いてみました。

2012年4月1日日曜日

ランニングメモ:3月計は59.2km

Kentaf4 rubitrack  Workout Summary

4月の目標

100km

4月の課題

  • 靴が合わない
  • クメール正月はシェムリアップにいない可能性がある
  • 仕事が忙しめ

頑張ろう。

2012年3月24日土曜日

Macに切り替えたばかりの人が生産性を上げるためのまとめ

備忘録としてまとめておきます。

※書いているうちにMacに対する愛を再認識しました。かわいいよ、Mac。

僕が今使っている環境は2011年に出たMacbook Airの13inchでOSはlionです。

この Mac について

 

コンテンツは下記の感じです。

  • 最低限の設定と準備
  • キーボードショートカット
  • ファイル共有・プリンタ共有
  • 有名ソフトの代替・お勧めソフト
  • Officeをどうするか
  • Macならではの機能・本当に細かいTIPS
  • 困ったとき・メンテナンス・バックアップ

 

最低限の設定と準備

  • ソフトウェアアップデートを常に行ってOSを最新の状態にしておく。画面左上リンゴマーク()→ソフトウェアアップデート
  • システム環境設定→キーボード→キーボードショートカット からフルキーボードアクセスを、すべてのコントロールに切り替え
    full keyboard access
  • システム環境設定→キーボードから「F1,F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックが入ってるか確認
    キーボード
  • OSがlionである場合、システム環境設定→トラックパッド→スクロールの方向:ナチュラルにチェック。(2日で慣れます)
    Trackpad Natual
  • アカウントにはパスワードを設定。このあたりはシステム環境設定→セキュリティとプライバシーあたりでできます
    ただ、使い方にもよりますけど、わざわざ画面ロックなどはしなくても良いかな、と。このあたりは個人の判断で。他のセキュリティ設定は、僕は下記のように。
    • アカウントにはパスワードを設定。スリープ復帰時のパスワード入力は切っています
    • Fire vaultはOFF
    • ファイアウォールはON
    • ウィルス駆除ソフトは入れていません (とかネット上で公言して良いんだろうか。。)

     

キーボードショートカット

準備

最初に大切なのは下記の修飾キーを覚えることと、日々使うことですよね。マウスを使ったら負け、みたいなノリで。

Mac 修飾キー

重要なショートカットは覚える

Macでの作業効率アップ!初心者が覚えておくべきMacショートカット42個 * 男子ハック

読んでおけば良いと思います。Windowsと共通するモノも多いのである程度すぐに覚えられると思います。有用だけどWindowsと違うので戸惑いやすいのは

  • ファイルを開く:Command + O
  • アプリの強制終了:Command + Alt + Esc
  • ファインダーの中でのフォルダ移動:Command+矢印キー

あたりでしょうか。

そのたMacに組み込まれたショートカットの調整など

システム環境設定→キーボード→キーボードショートカット

からいろいろと調整することも出来ます。

 

 

ファイル共有・プリンタ共有

ファイル共有

これも書き出すと長くなるので要点だけ。

  • Mac同士
    • lion同士→AirDrop
    • その他→共有フォルダ
  • Mac→Win
    • ファインダー→移動→サーバーへ接続(Command + K)で、WindowsのPC名を入れる
    • その時、Windowsで¥¥hogehogeと接続している場合は、smb://hogehogeと入力する
      サーバへ接続
  • その他
    • Dropbox使う
    • VMWare内のWindowsからファイルを見に行く

プリンタ共有

Windowsに繋がったプリンタを簡単に共有できないのがMacの辛いところ。ポイントとしては

  1. Mac用のプリンタドライバを各社のWebなどで見つけてインストールしておく
  2. システム環境設定→プリントとスキャン→+ボタンでプリンタの追加
    プリントとスキャン
  3. (ここからネットワーク状況や設定によりそうだけど)上のツールバーのところで右クリック→ツールバーをカスタマイズ→詳細を追加
    AddPrinter
  4. 詳細タブのなかで、種類、URL、ドライバを設定
    プリンタの追加 2
  5. この後プリントしてみて認証の問題などでプリントうまくできない場合は、プリンタの共有がONになっているのを確認してからhttp://localhost:631/にアクセスして、IDとPassを頑張って入れる。詳しい説明は割愛。

 

 

有名ソフトの代替・お勧めソフト

最近やたらとこういう記事が上がっているのでそちらを参照されると良いかと。例えば

Mac おすすめソフト・アプリ集 - NAVER まとめ

とかもそうですし。僕のお気に入りを標準ソフトも含めて書いておきます。書き出してみると結構お金使ってますね。。。

新規のアプリケーションの情報として下記を定期的に見ています。下三つはRSSですが。

 

Officeをどうするか

仕事で一番ぶち当たる、MS Officeをどうするかということについて前に少し悩んでいました。

というのも仕事柄WordとExcelを毎日使います。しかしMac用のオフィスは使っていません。このMacbook Airの前に使っていたMacbook 黒(Late2006)の時の印象が最悪に悪いためです。とにかくもっさりしてたし、見た目やフォントの互換性が薄かった。新しいMacbook AirでOffice2011は試してないのでフェアな評価じゃないのかもしれませんが、今はVMWareの中にWindows 7を入れてその中のOffice2010を使って作業しています。

MacのFinderのOfficeファイルをダブルクリックすれば自動的にWindowsに画面が切り替わって立ち上がるので特にストレスはないです。

ただ、最近のバージョンではマシになってきたものの(使ってないときは節約してくれている??)、メモリが沢山ないときついかもしれません。(3GB以上?)そのあたりは自分に合うモノを使うのが良いとは思いますが。ということで下記を勘案してWindowsを使ってますよという話でした。

  • WindowsのOfficeへの慣れが強かったこと
  • オフィス内でのその他のMacユーザーの比率→四面楚歌
  • メモリ4GBで、SSDのモデルにしたこと

仮想化環境はVMWare FusionだけでなくParallels Desktopなどもあるようですが、比較はしてません。VMWareは最新のものはかなり快適に動きます。

 

Macならではの機能・本当に細かいTIPS

これを上げるとキリがないですが、下記のものを使えると便利です。基本ですけど。

  • 基本
    • Mission Control
    • 標準ソフトのプレビューなどでもトリミング、画像の回転が出来る
    • Spot lightでアプリの立ち上げなども簡単。使ってないけど。
    • Quicklookはきちんと使おう
  • Windowsと違うので戸惑いやすいところ
    • ファイルを選んでENTERを押すと名前の変更になるところ。Command + OかCommand + 下矢印です
    • Finderでファイルのカット&ペーストが出来ないところ(Total Finderだと出来るんですけど、普通はまだ出来ないですよね?)
    • アプリのウィンドウがやたら隠れたり、ウィンドウを全部閉じてもアプリが立ち上がってるところ
    • 再起動とかほとんどしなくてよい。スリープで持ち歩くべし。
  • 細かいこと
    • 保存場所や印刷ファイル、添付ファイルなどを選ぶときにCommand + Dでデスクトップに移動できる
    • ブラウザでファイルをアップロードするときの「ファイルを選択」っていうところにファイルを直接ドラッグアンドドロップできる
    • フォントの管理はFont Bookだ

     

困ったとき・メンテナンス・バックアップ

困ったとき

  • ググレカス:今日日、マックの初心者向けの記事は無限にあるので、ググれば大体大丈夫です。身の回りには少し少ないような気がしますが
  • アプリが動かない→アプリの強制終了 ショートカット参考
  • 何が何だかワカラナイけど動かない → Apple Storeへ。
    • シェムリアップの場合は、Future World、iOneという二つのAuthorized Resellerがシバタ通り沿いにあるので、中に行くと詳しいお兄ちゃんがいます

メンテナンス

ソフト的なメンテナンスとしては、重要度順に下記などがぱっと思いつきます。

  • Mac標準のソフトウェアアップデート
  • Mac App Storeを開いてソフトのアップデート
  • AppFreshでその他のソフトのアップデート
  • HDDの空き容量は一定程度確保(15%くらい?)
  • たまにOnyxや標準のディスクユーティリティで、下記をやってあげる
    • SMARTチェック
    • 起動領域チェック
    • アクセス権の修復
    • その他ログ削除、関連づけやり直しなど

バックアップ

  • iCloud設定してあれば、Address帳などクリティカルなものは残ります
  • 外付けのHDDを買って、(パーティションを分けて)、TimeMachineを設定したほうが良いと思います。勝手に毎日バックアップしてくれるのです
  • その他GmailやDropbox、Evernoteなどを使っておくことで、壊れても無くしてもデータがすぐに見られるようにしておくと良いかと

 

何かツッコミがあれば修正していくのでよろしくお願いします!

2012年3月22日木曜日

ランニング管理はrubiTrackで挑戦中

日本で何回か走ったときには、iPhoneを持っていることもあり、Nike+を使ってみました。走った距離、コースを記録できるだけじゃなく、色んな人に応援してもらったり、目標管理が出来たりと非常に面白い。走る気持ちが続くようなそんな体験でした。

しかしカンボジアに来ると、外で走りたくは無くなります。熱いし交通事故恐いし。ということで、ジムのマシーンで走ってるんですが、そうするとGPSで距離が計測できない。一応手の振りを加速度センサーで計測する手法もあるらしいのですが、正確性にかけるし、そもそも手に持って走るのはめんどくさい。

ということでともかく自分が走った距離を淡々と記録できるだけでも良いな、と思い、rubiTrackというソフトを使うことにしました。

http://www.rubitrack.com/

 

Ss 2012 03 22 6 37 36

 

そうすると、今までのNike+の記録(っていっても数件ですがw)をインポートしてくれるし、淡々と記録しているマシーンの計測距離もまとめて見せてくれるようになっています。カンボジアはインターネットが遅いので、ローカルで管理出来るのも嬉しいところ。

今年の目標の一つは、アンコールワットハーフマラソンを着ぐるみを着て2時間切ることなので、それに向けて淡々と走っていきますよ。

2012年3月20日火曜日

カンボジアに到着しました

自分で日記をつけるようになり(これは2ヶ月くらい続いています)、Facebookでたまにコメントするようになったこともあり、ブログから遠のいていました。

とはいえ、たまにカンボジアのことを共有していこうと思います。

自分としては今後の人生にとっても大きな意味がありそうな日本での二ヶ月間が終わり、とうとうカンボジアに戻ってきました。この二ヶ月をダイジェストでまとめると、育児、帯状疱疹による入院、かものはしの次の十年を考え続けたディスカッション、自分の弱さと向き合ったこと、家族との関係・距離を考えたこと、などなどがありました。それはまたまとめるとして、カンボジアで無理をせずにしかし成果を出していこうと思いますので皆さん生暖かく見守っていただければと思います。

※昨日は一日目なのにプライベート含めちょっと無理したので反省中。

IMG_0712.jpg
オフィス近くにて

2012年1月7日土曜日

変な人であること

「自分が変な人だと思われて生きづらい。」もしくは「変な人だと思われないように普通のキャリアを選択してしまう」という話で盛り上がった。

 

僕自身は、東大に入ったり、そこを中退したり、NPOを起業したり、海外での駐在員したりというのは、まぁ例えば小学校の同級生の中では割と珍しいキャリアである。

でも、29歳で160cmで58Kgで妻と子どもが一人っていうのは別に珍しくも無い。

例えば東京みたいな大都市に生まれているっていうのは世界では割と珍しい方であるが、4人家族で長男っていうのはそこまで世界的にも珍しく無いだろう。

 

つまるところ変かどうかというのは、軸と相手によるわけである。

そして、大切なことはアナタを変だと思った相手も変わっていく、ということ。

20代序盤〜中盤は、大学名、仕事とかキャリアとかで人が変かどうかを判断する。20代後半は、結婚してるかどうか、とか、30代になれば子どもの有無とか子育ての内容で変かどうかを判断する。(多分) まぁ40歳くらいになればまた年収とかポジション名とかで判断するのもあるかもしれないけど。 もう一つ、相手が外国人であればそもそも変な人であるし、自国の慣習(XX歳までに結婚すべき)とか押しつけてこない。

ということで、たかだか数年で忘れてしまうような「変」という話に付き合うのは不合理である。

 

しかし、人間とは弱い者で、周囲に白い目をされるというのはなかなかに辛い。ロバートオウエンだか誰かが言ったように「人間は環境の産物」であるという側面もあるわけで、「環境をぶっちぎりましょうよ」っていう主張はマッチョすぎて効果的じゃないかもしれない。だから大切なのは

「環境に影響されない」

ことじゃなくて

「影響されたい環境を作る」

っていうこと。冒頭からの流れで言えば「自分が変だと思われない、むしろ自分が尊敬するもっと変な人がいるような環境」に足を突っ込めば良いのだ。で、環境というのは多元的なものなので、「職場」「サークル」「家庭」「友達」「師匠」「読んでいる本のなか」などのなかで少しずつ実践すれば良いのではないか。

つまり「変でいる勇気」を持つのは大変かもしれないけど、「もっと変な人に囲まれる環境を作るための勇気」くらいは持った方が良いのではないか、ということでした。

カンボジアでももっと努力しないとなぁ。

2012年1月2日月曜日

「真実の瞬間」

人はだれもが自分が必要とされているということを知り、感じなければならない。

人はだれも一人の人間として扱われたいと望んでいる。

責任を負う自由を与えれば、人は内に秘めている能力を発揮する。

情報を持たない者は責任を負うことが出来ないが、情報を与えられれば責任を負わざるを得ない。

年末に読んだ本ですが、さすが今も読み続けられる1990年出版の本。読みやすいのに内容が非常に濃いように思います。

サービス業のホスピタリティについて触れている本なのかと思い読まずに敬遠していたのです。今回、星野リゾートの教科書に出ていたこともあって取り寄せて読んでみたところ、もっと早く読めば良かったと後悔。良い本ですね。

著者が力説するのは下記の2点。

  • 顧客目線での事業優先順位の設定
  • 現場に権限委譲をしてエンパワーメントする大切さ

そして後者は前者を実現するための必須条件であると。誰でも聞いたことがありそうな普遍的なコンセプトですが、この二つを徹底的に行うことで、競争力がここまで上がるのかと実感する好例。なお、著者が説く「真実の瞬間」とは現場の従業員が顧客と接するわずかな時間のこと。例えば平均して15秒。そこでの対応が顧客にとっての全てであるため、従業員が責任を持って対応できるように、現場に裁量を持たせることが必須であるという考えです。

僕はと言えば、最近マネジャー育成や仕組み作りに時間を使っていますが、全社目標ですら明確に伝え切れていない(数字や優先順位を暗記するレベルで)という有様で反省しています。権限委譲の一歩目は情報公開から、とのことで。

さていくつか気になったところをまとめ気味に抜粋。上記の二つのメッセージしかないので、それぞれオーバーラップしています。

意思決定ばかりしている社長、彼は最も重要な責務を果たしていない

  • 意思決定に忙しいことで、企業の経営ビジョン実現という職責をないがしろにしている
  • 単に当面する課題について意思決定を行っているにすぎない
  • どんなに優れた社長でも全ての問題を検討して適切な判断を下すのは時間的に不可能

その結果

  • 多くの意思決定が懸案として残る
  • 総合的な経営ビジョンを心にとどめるものは会社に誰一人いないことになる
  • スタッフはビジョンの全容を知らされていないし
  • 経営者廃止決定業務に忙殺されてビジョンどころでないという有様
  • 多くの社員がアイディアを出したところで上層部が実施に踏み切らないのではないかと思い消極的になる

となる。なので経営者は、下記のように行動しなくてはいけない

  • 新しい総合戦略を考える
  • 全体の戦略構想ができあがったら、いろいろな人の力を借りて戦略目標におきかえなければいけない
  • 目標と戦略を、取締役会、労働組合、全従業員に理解させなければいけない
  • 現場従業員により多くの責任を委ね、彼らが想いきって新しく与えられた権限を行使できるような職場環境を整えなければならない

それらは自分で意思決定を行うより困難な作業である

 

リーダーの役割は、適正な経営環境を形成することである

  • サッカー競技の監督をイメージするべし
  • 選手の人選とベストコンディションを整えることが大切
  • スタッフが敵のゴール前でボールを奪ったとして、突然ベンチまで来て監督にどこに蹴れば良いかを聞きに来たらどうなるか?試合中に自分の判断で動きを決める個々の選手が大切。(現場)

 

ビジネスリーダーは単純明快な言葉を使わなければいけない

  • 単純勝つ率直、しかも全ての階層の社員に対して一種の戦闘開始の鬨の声のような効果を与えるのが最も強力なメッセージ
  • メッセージは交渉でなくても良く独創的である必要さえない
  • 従業員の意見に耳を傾け、自分も平易な言葉で語りかける

 

リーダーの率先垂範が効果的。シンボリックな言動は従業員に伝わる

  • 顧客を大切に と言っている企業の社員が、自社の社長の方を大切にするようなことがあってはいけない
  • 模範を示すことが最も有効なコミュニケーションの手段であり、悪例は破綻を招く
  • 顧客をyふうせんする姿勢を示して、従業員に、そして顧客に、真の優先順位を納得させる

 

目標設定に対する熱意

  • 遠大な目標は、日常業務を超えた展望を与えてくれる
  • 人間は仕事でも私生活でも努力目標が必要だ

 

真の権限委譲の前提条件

  • 真に分権化を行い
  • 従業員が結束する目標を立てて、それを伝える
  • 意思決定の前提条件である情報を与える

→権限委譲するということは意思決定をしてもらうと言うこと。とすると自分が意思決定するときに参考にしている情報や背景を提供しないといけないと言うこと。部下がたいした情報もない提案をしてきたら怒るのと同じように、部下に対して情報を提供できているかを問うべし。

 

従業員に真の責任と権限を付与する組織とは

  • 従来とは根本的に異なる機構で、フラットな組織が必要
  • 第一のレベルの社員(経営層):経営方針の決定と当面のビジネスに対する危険予測、新しいビジネス・チャンスの調査。経営目標を設定し、達成する戦略を策定する。意思決定は行うが細目にはこだわらない
  • 第二のレベルの社員(中間管理職):投資や人員補充のための資源計画・配分を責務とする。現場従業員が経営陣の設定した戦略を実行するのに必要な全ての作業を担当する。活動一つ一つについては意思決定を行わない。他の従業員が意思決定を行うための前提条件を整える
  • 第三のレベル(現場従業員):個々の業務についての意思決定を行う

おまけに。

「責任を分散した結果として社長が四週間休暇を取っても電話がなる必要は無いはず。」 ということで今度の育休中は難しそうですが、来年には達成したいですね。

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